自分の限界を外そう

 私は、年末年始に掛けて数日を北海道で過ごしました。
すると、言葉も北海道弁にもどり、歩く速さばかりではなく全てがゆっくりペースになっていました。
面白いことに東京に戻ってくると、すぐに生活のリズムがアップテンポになり、例えば歩く早さも周りに合わせてなのか、凄く早くなっているのです。
 話は変わりますが、「おのぼりさんの実験」というのがあるそうです。
田舎から都会に出てくると歩き方や言葉のスピードが最初は早く感じるのに、2週間もすれば周りに順応して意識しないのに早くなってしまうという実験だそうです。
これは、「私たちの中には、周りの人と自動的にチューニングする機能が埋め込まれているのかもしれない」という認知行動科学の論文にあった話です。
その中では、水泳選手達の間で新しい水着の開発をきっかけに新記録ラッシュが起こったりする等の現象を説明していました。
「良いライバルが居ると、その人は伸びる」というようなことは、スポーツや学習塾の先生も認めているようで、それは社会的なリミッター(限界値)を外す、つまり周りが当然と考えるなら、それが普通になるということに繋がっているようなのです。
これは、私たちの限界を外し更なる成長を可能にする、もっともっといろいろな事ができるようになるのではないかということで研究されている学問です。
 氣の観点から考えてみましょう。
私たちの周りには、プラスの氣・マイナスの氣、いろいろな見えないエネルギー「氣」が存在していて、それらが私たちの意識に深く影響を与えていると同時に、周りの人にもそのような氣が存在しています。
そのような中で、誰かの意識がプラスに変わると、その人の魂のエネルギー(見えない光)が増え、限界を作っていた周りのマイナスの氣に光が届きます。
それらが光になって離れていくことによって、その人ばかりではなく同調している周りの人のマイナスの氣も光に変わりますので、ますます集団的に意識が変わっていくということになるのだと思います。
 ところで、真氣光を取り入れることによっても、マイナスの氣に光が届きますので、同じようなことが起こります。
さらには、体験したことを話すことで、意識も変わります。
ですから、真氣光を受け、センターや気功体験会などで同じ真氣光を受けている仲間と交流することにより、「自分の限界が外れる」という現象は加速されるのです。
「外界からのストレスを、適度なものにして、さらにそれをバネにして成長する」ということ、先行きが不透明な今の時代には多くのことがストレスになりがちですから、ますます真氣光を利用していただきたいと思うのです。
(中川 雅仁)
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