連日、新聞やテレビでは、リオでのオリンピックの話題でもちきりです。
テニス、レスリング、体操、バドミントン…、日本人選手の活躍、特に大逆転によるメダル獲得の話題が、日本中を元気にしてくれているようです。
オリンピックは身体能力の高さを競い合う場ですが、心つまり精神力無くしては語れません。
4年に一度という大舞台ということも、この精神力のぶつかり合いにとっては、良い場となっているのでしょう。
勝負の行方は、選手の体と心以外にも、日本や現地で応援している人達の氣も関係しています。
さらには、目には見えない魂の応援もあります。
テニスの錦織選手の「日本の為に頑張るのは楽しかった」というコメントを聞いた時に、以前、氣を受けている人から出てきた魂たちの話を思い出しました。
幕末に日本の先行きを憂い戦ったが、思うとおりにはならず、命を落とした魂でした。
その人は、自分のことよりも国のことを考え、暗い所で苦悩していたのですが、真氣光の光が届くうちに少しずつ気持ちが変わり、まだまだこれからの日本のために力になれると気がついて光の方に消えていったのでした。
選手達個人の実力さらには周りの人々の支えもありますが、このような先人達の強い精神力による見えない氣の応援も勝負に影響を与えている気がしてなりません。
ところで試合の流れには、波があるものです。
どんどん調子が上がって良い方に進んだり、逆にちょっとした失点により試合の流れが大きく変わってしまう、まさしくマイナスの氣・プラスの氣の同調作用による氣の流れです。
ポイントは、調子が悪い時に、いかに良い方向に変えられるかということですが、これは選手ばかりではなく誰にも大事なことです。
真氣光を一生懸命やっていても、好転反応のように、一見調子が悪くなったり苦しい日が続くということがあるものです。
「あれも良い経験だった」と、たいていは後になって気がつくものですが、その時には必死です。
何とか氣の流れを変えたいと思うのですが、なかなか調子が良くならない…、本人の強い精神力が試される時ですが、家族や友人など周りの支えも大きな力になるものです。
さらに忘れてはいけないことは、目には見えない氣の応援団の力です。
これまで自分が、とてもたいへんだった時があったはずです。
そのような時に力を貸してくれたプラスの氣があったから、ここまで来られたはずなのです。
その応援を信じ、小さくても良いところを見つけられることが、マイナスの氣の流れをプラスに変えてくれるのだと思います。
ピンチな時こそ、大きな力に見守られていることを忘れてはいけないのです。
(中川 雅仁)
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