先人の思いに意識を向けよう

 私は「ある期間続けてみて、自分にとって良い・悪いを見極めたい」という意味での自分流の「流行り」があります。
例えば食べるものも健康診断を基点に、この頃の「流行り」は朝食を和風に、御飯に味噌汁・納豆・魚・サラダともう一品の何かという具合ですが、この朝食を用意する時に、つくづく感心するのは、御飯を炊く際に使用する電気釜の優秀さです。
おいしく米を炊く、それも早く、ある時には時間も指定して、さらにはそのままの状態で保温する…、釜の材質ばかりではなく釜から空気を抜いたりするらしいのですが、実によく考えられています。
この数十年のメーカーの研究の積み重ね、つまり物が進化するということでしょう。
 このように形として残る物や、文化や食生活などのような習慣も物を介して残すということができるのですが、心や意識というものは、形に残らないので時代とともに進化させにくいものです。
例えば、ある人が大きな困難から立ち直って、気づいたり意識を進化させたとします。
しかし、それがなかなか周りに伝わらない、子や孫の世代にも伝わりにくい、つまりそこを基点に進化しないということです。
たしかに、ハウツー本などがあったり、哲学等の学問や宗教などとして蓄積されたものがありますが、頭で考えることと、実際に体験するなど自分のものになっていることとは違うから難しいのだと思います。
 真氣光を受けることで、過去に亡くなった人の思いが分かることがありますが、それはとても貴重なことです。
自分の先祖に限らず、例えば先祖を恨んでいるという人も含めた先人の思いです。
昔は今に比べたら貧富・自由の差も激しく激動の世の中です。
朝突然自分の耕していた畑が戦場になってしまったり、日照りもあれば大洪水・突然の地震や火山の噴火もあったでしょう。
医学も未発達ですから、訳の分からない病で、体をどうすることもできなかった人、そんな先人たちが、どのような思いをもっていたのか。
そして、どのようにそのたいへんな局面に立ち向かい、乗り越えようとしてきたのか、そこに意識を向け、自分もその人たちの思いになってみるのです。
今自分が、たいへんな思いをしていたとしても、そのような思いは過去にたくさんあったはずです。
 真氣光を受けながら、それができることで、プラスの氣となった先人たちの思いをキャッチし自分を進化させることができるでしょうし、マイナスの氣となった先人たちが真氣光によって光に変わりやすくなることで、自分ばかりではなく私たち全体の意識レベルが向上するはずです。
お盆の月なので、まずは自分の先祖から、先人の思いに意識を向けていただくとよいでしょう。
(中川 雅仁)
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