光の絆を大切にしよう

 私の家のまわりでは、ちょうど今日あたり、桜の花が満開です。
たくさんの人が、お花見で春を満喫しているようです。
私は今朝も今シーズン何度目かのお花見散歩に行ってきました。
ところで桜の木には、平均して一体どれくらいの数の花が付いているのでしょうか。
一つひとつの花びらも綺麗ですが、木全体を眺めても、それぞれに特長があり見事に調和がとれていて美しいものです。
モノによって色が違って見えるというのは、太陽からの光がモノに当って反射される時、その表面で或る波長の光は反射し、或る波長の光は吸収されるという特性が物体の種類によって異なるからだということです。
たまたまのように、桜の花びらの場合は、淡いピンクという綺麗な色合いで、何とも可愛らしく目に映るということなのでしょう。
私達は、直接あるいは何かに反射して目に入ってくる光を見ているのですから、どんなものも光を発しているというわけです。
 ここまでは目に見える光の話ですが、私は20年以上に渡って、氣という目には見えない光に関わってきました。
誰もが持っている生命エネルギーのような氣は、その人から放たれる目に見えない光です。
明るい・暗い心と言いますが、心の状態によって氣の光も、明るくなったり暗くなったりするのです。
この氣の特筆すべき事は、意識することによって、その光に方向性を持たせることができるということです。
例えば、「あの人が好き」という場合、「好き」という心に応じた氣の光が、意識している人に向いていくのです。
 私は、一人ひとりが氣の光を持っているのと併せて、家族や会社・団体など人同士が複数集まったグループにも全体の氣の光があると考えています。
そして私達は、誰かの光が弱くなった時に、自分の氣の光をそちらに向けて発し届けることで、自分が所属するグループ全体の光を弱めることなく、逆に補い合うことでより強くできるようになっているのです。
家族の中で誰かが病気になった時には、その家族を思い看病したり、職場では新人さんに対して心くばりをするなど、温かい心で人を気遣ったり思いやりの心を持つことで、そこに見えない氣の光を向け、絆をつくることができるのです。
 誰もが光の絆の中に生まれ、支え、支えられて、さらに違う光の絆を作りながら魂を成長させていくのですが、真氣光という宇宙からのエネルギーを利用することで、大きくそれが促されます。
それぞれが自分の置かれた場所で、見えない光の絆を大切にし、自分自身の光を強めていきたいものです。
(中川 雅仁)
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