先日、慣れない仕事をしなければならなくなり、自分ではよく確かめてやったつもりだったのですが大失敗をしてしまいました。
私だけのことならまだ良いのですが、周りの人にとても迷惑をかけることでしたから、私なりに“大反省”をしました。
「失敗は成功の基」ということわざを思い起こし、失敗に至った一番のポイントを再点検し、次は失敗しないようにやるしかないと、自分に言い聞かせたのでした。
私は、特に学生時代には失敗するのが本当に嫌でした。
ですから失敗しそうなものは、最初からやらないと心に決めていたような気がします。
ところが、サラリーマン時代にやらされた仕事が、失敗だった製品を徹底的に調べ対策することだったので、段々と性格も変わってきたように思います。
そして、特に氣のことを知ってからは、このことわざの良いところがとても実感出来たのです。
ことわざ辞典によると『物事をしくじっても、その原因を突き止め、同じ過ちを繰り返さなければ成功への導きとなること。
英語の Failure teaches success.からの翻訳と考えられる。
明治時代のことわざ集では「失敗は成功の良師なり」が早いもののようだ。
戦前からのことわざ集にはなかなか収録されず、一般化するのは昭和40年代以降のようだ』とあります。
ということは昔の日本人は知らなかったことわざでしょうか?確かに、失敗すれば「死んでお詫びする」という武士も多かったことでしょう。
私が、氣を送っていると、氣を受ける人から、戦国時代に生きていたと思われる武士が出てくることがあり、その中には、「自分の采配ミスで皆をたいへんな目に遭わせてしまった」と言って、悔やむ気持ちからいつまでも抜けられない人もいます。
そこまで自分を追い詰めて事に当たるということ、駄目であれば死を潔しとする文化は良い所もあるのですが、魂の成長という氣の観点から考えると、効率の良いものとは言えません。
ところで、失敗を「成功の基」とするには「失敗の原因を突き止める」ということ、これがとても大事です。
なぜなら、突き止めようと努力し、隙を作らないようにしていくことは、その人を失敗させたいと思っているマイナスの氣を浄化し、その人の魂を輝かせ大きく成長させるからです。
このように考えると、失敗からなかなか立ち直れない、失敗の原因が突き止められないということの蔭には、過去の失敗にまだまだ囚われているマイナスの氣の影響があるかもしれません。
そのような気持ちが強い人は、それを意識して真氣光を受けるとともに、将来の成功に繋がるよう、より一層努力していただきたいと思います。
(中川 雅仁)
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