ひとくち歳時記「葵祭」

 「葵祭(あおいまつり)」は、京都三大祭り(祇園祭、時代祭、葵祭)のひとつで、平安時代から続いています。
6世紀の中頃、凶作に見舞われ飢餓疫病が続いた時、賀茂神の祟りを鎮めるため、4月吉日に五穀豊穣を祈ったのが始まりと伝えられています。
5月15日に、平安時代の装束をつけた総勢500人以上が行列で進む姿は、まるで大絵巻のようです。
「葵祭」の名前の由来は、祭りの日に、内裏神殿の御簾をはじめ、御所車(牛車)、勅使・供奉者の衣冠などにいたるまで、すべて葵の葉と桂の小枝で飾ったことによります。
現在でも参加者は葵をつけ、家々にも葵を掛ける風習があります。
(本社 加藤)
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