先祖に思いを向ける

 私の家は曾祖父の時代に、本州から道央の山間部に入植しました。
機械も無い時代に山を切り開いて作物を作るということが、山奥の極寒の地でどれだけたいへんなことだったでしょう。
その畑も祖父から父の時代に変わる頃、離農して跡を継ぐ者も居なくなったのですから、結果だけ見ると苦労も報われなかったということになります。
しかし、私は祖父や父の生き様を見ると、「逆境に負けることなく努力する」という先祖から受け継がれたDNAを感じ、身が引き締まる思いがするのです。
 ところで、報われない思いとは、どんな思いのことなのでしょう。
せっかく苦労してやったことが水の泡となってしまった時、そう思うものなのかもしれません。
また誰かに良い評価をしてもらえなかった時、そして感謝されなかった時なのかもしれません。
でも一番悲しいことは、すっかり忘れ去られてしまった時、とても強くその思いが湧き上がってくるのだと思うのです。
 私たちは日々生きて、時を過ごしていますから、生きている人や今の事柄以外、特に遠い過去のことなど、もうすっかりと忘れているのは当たり前のことであり、わからないこともたくさんあるでしょう。
でも、魂は永遠で、体は無くなっても心や意識が残ることを考えた時、自分の子孫が自分の生きた努力を全く無視した生き方をしていたとしたら、ちょっと悲しい報われない思いになってしまうかもしれません。
さらに、そう考えると自分にも報われない思いをいだきながら、心配や無念の気持ちを向けて、今なお苦しんでいる先祖がいるかもしれないのです。
ましてや昔のたいへんな時代を生き抜いてくれた先祖のおかげで今の私たちがあるのですから、それを思わないなどというような不義理は、やはり良くないことなのです。
一人ひとりの詳しい生き様はわからなくても、そういう人達のお蔭で今こうして生きていられることに意識を向けることが大切なのです。
そうすることが、これからの私たちの生き方、未来が良い方向へと変われる力となるからです。
 今月20(土)、21(日)、23(火祝)には真氣光メンバーズの集いがあります。
私が中心となり多くの光を宇宙から集め、参加者に遠隔真氣光として送るものです。
22(月)にはイベントはありませんが、私は4日間の研修講座を開催しているつもりで臨みたいと思っています。
私の話は、各地のセンターやご自宅のパソコンやスマホなどでも視聴できるようにしますので、参加される皆さんは、自分ばかりではなく身近な人や御先祖にも思いを向け、真氣光のエネルギーを受け、そして送っていただきたいと思います。
(中川 雅仁)
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