マイナスから氣づき、プラスを増やそう

 私たちは、何かマイナスの体験をしたとき、後悔と反省の気持ちが出てくるようになっています。
これは、マイナスの体験から学び、魂を輝かせ、より幸せになるために次に繋げていく上でとても大事なことだからです。
しかし、あまりにも辛いマイナスの体験であればあるほど、後悔の気持ちが強くなってしまい、今までのプラスの体験の部分が見えなくなってしまうのです。
そしてそれが高じると、最後には生きていること自体を否定したくなってしまいます。
 つい私たちは、今こうしていることを当たり前のように受け止めてしまいがちです。
こうして居られること自体、当たり前のことではないと考えたことがあるでしょうか?例えばもし、あなたがこの世に存在していなかったら、生まれてこなかったとしたら無ということです。
すべては何も無いことになってしまうということであり、こんなことを考えることすら無いことです。
 今、とても辛い状況にいて、いっそのこと生まれてこなければ良かった。
そうすればこんなに苦しむこともなかったし、親や周りの人、世間を恨むようなことも無かったはずだと思ってしまうことがあるかもしれません。
でも本当にあなたの人生は、それだけだったのでしょうか。
良いこと、楽しいことが一つも無かったのでしょうか?そんなはずはありません。
何かを食べて美味しいと感じることや、友達と遊んでいて楽しかったことや、好きなことが出来て嬉しかったこと、分からなかったことが理解出来て「なるほど!」と思ったこと、面白いテレビを見て大声で笑ったことなど、上げると切りがないくらい良かったことはたくさんあるはずです。
そして今生きていなければ、こんなことはもう体験できないのです。
 「こんなことしなければよかった」という気持ちになるときは、もう一方でそうなってしまったことで学んだことや、何か良かったことが必ずあるはずなのです。
これはマイナスの氣の影響を強く受けてしまうと見失いがちになり、さらには、それによってマイナスの氣の影響から逃れ難くなってしまうのです。
 たとえ今が、どんな状況だとしても、たくさんのプラスの体験をすることは可能なことです。
すべては自分次第で、今をどう生きるかが選べるのです。
せっかくの人生、人を恨み、自分を哀れみ、苦しみと怒りの中で過ごすことは、ないと思うのです。
 感謝できること、嬉しいこと、楽しいことを増やして周りの人も幸せにできる生き方を選んでください。
真氣光という、このプラスのエネルギーを利用することで、それが実現しやすくなるのです。
(中川 雅仁)
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