今、そしてこれからの自分は変えられる

 今週私は、阿蘇での真氣光研修講座を終え、ここ数日は東京での生活に戻っております。
私は講座中、自分が初めて研修を受けた時のこと、そしてその時、肝に銘じたことをよく思い出します。
当時の私は、サラリーマン生活8年目、上司にも周りの人にも不平不満をたくさん抱えていて、かなりストレスを溜めていました。
それは氣の観点から考えれば、自分ばかりではなく結果的に周りにも迷惑をかけていたということなのですが、当時そんなことは考えてもみないことだったのです。
「調子が悪いのを治してもらう」という気持ちで行った研修で、体調が良くなったことはもちろんですが、「自分が変わることが大事」ということを実感して帰ったのでした。
そして、またサラリーマン生活にもどり、それを心掛けて生活してみて、随分生き方が変わったと思えたのでした。
 人は、何かを他に求め期待する時、いつも同じことの繰り返しだと言って不満に思い、またある時は、安定していない変化にストレスを感じ不満を持ってしまうことがあります。
それは違った見方をすると、ただ自分の思い通りの安定ではなく、また思い通りの変化ではないから、そうなってしまうのではないでしょうか。
でも自分には、現状を何とか良い方に変えたいという思いが心のどこかにあるのです。
しかし、それは周りの環境によって変われるのではないかと期待している状態とも言えます。
それでは、すでに与えられていて、どうすることもできない環境に置かれているとしたらどうでしょう。
とても苦しいことですが、最後には自らが主となって生き、自らが変わらなければ出口はないと気づき、それをやろうとするでしょう。
(マイナスの氣が強く影響している時にも同じようなことがあります)
もし、そう思えないとしたら、その人の人生はたとえ現状を受け入れ努力したものだとしても、満たされない何か心の底が乾いたような、諦めにも似た焦燥感で覆われてしまうかもしれません。
 では、どうすれば今を生きる私たちにとって、良い生き方ができるでしょうか?まず人には、それぞれどうしても変えられないことがあります。
それは過去の自分と、その周りの出来事です。
とてもいやな過去だったとしても、その中から一つでも良いことを思い出し、良かったのだと受け入れ完結させることです。
そして今の自分とこれからの自分は、いかようにでも変われる、変えられるのだということをしっかりと心にとめ、これからは自分が軸となり、他の事柄からは、全てが学びで氣づきを与えてくれるものだという生き方をすることです。
そして真氣光のエネルギーは、それを応援してくれるのです。
(中川 雅仁)
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