他と比べることで成長できる

 先週末の愛知県三ケ根山での真氣光研修講座を終え、私は翌日の月曜日、慰霊の日の沖縄でのセッションを終えて東京に戻りました。
研修講座に参加していただいた皆さん、沖縄の皆さん、ありがとうございました。
 今回もそうでしたが、真氣光研修講座に参加して4日間を共に過ごすということは、本当にご縁のあることだと思います。
真氣光研修講座は、先代の時代から団体生活を基本にしています。
講義ばかりではありません。
寝るのも食べるのも、お風呂に入るのも誰かと一緒になります。
個人が尊重される今の時代には少々珍しいことかもしれませんが、真氣光を受けながら生活することによって、学べるところをたくさん発見できるのです。
人から直接教わることはもちろんですが、それまでは自分のことしか見られなかった人も、他の人と自分とを比較してみることができるからです。
 ところで、自分の置かれている状況や自分自身を他と比べ客観的に見るということと、他との違いに足りない部分を見つけて落ち込んでしまうこととは、似ているようで同じではありません。
時に私たちは、他の人と自分を比べ、出来ていないことや、自分が持っていないものなどに目が行き、なんて自分は駄目なのか、不幸なのかと少なからず思ってしまうことがあります。
では、足りない部分、出来ていない部分を見ずに、常に自分は幸せで満たされていて完璧なのだ、これでいいのだと思ってしまうことは良い状態と言えるのでしょうか。
そうではありません。
人は心や魂が成長するために生きているのです。
その成長のためには自分の足りない部分に氣づき、それがプラスになるような生き方、行動をとることなのです。
ですから何か他と比べて足りない部分、自分自身がこうありたいと思う部分があったのなら、やっぱり駄目だと思うのではなく、まだまだ成長出来る伸びしろが自分にはあるのだというプラスの面としてとらえ、少しの期待をしながら、何に気づけばよいのだろうと注意して考えてみると良いのです。
というのも何か物事がうまく行かない時や、気持ちがマイナスに傾いてしまうことにチャンスが隠れていることが多いからです。
そして気づくことをあまり難しく考えずに、「これかな?」と思ったら、まず出来るところから行動してみることです。
そうすれば、また違った氣づきが湧いて来て、また行動に移せます。
時は常に移り変わっています。
そして真氣光のエネルギーを受けている皆さんは、少し前とは氣の部分が確実に違うのですから、自ら良い方に変われるように動いてみることなのです。
(中川 雅仁)
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