内閣府より日本人の幸福度について調べた「国民生活選好度調査」の調査結果が公開されていました。
人々の幸福度に影響を与える要因として、どのようなものがあるかという調査です。
その考察では、困ったときに相談できる人、言い換えれば、気心が知れ自分の心の拠り所になる人など、社会的繋がりが存在することが幸福感を高める一方、年齢が高くなること、失業により不安定な状況に置かれること、ストレスがあることが不幸感を生み出しているとしていました。
日本人の幸福度は他の先進国に比べて低いということから、幸福感を高めるためにはどうすればよいかということが、大きな研究テーマになってきたようです。
さて一言に幸せと言っても、その程度や解釈は人それぞれだと思いますが、人は自分が満足できることや、失業やストレスに曝されることなく思い通りに生きられることで幸せになれるのでしょうか?
氣の観点からお話しすれば、ただ幸せになることと、思い通りに生きること、そして魂が輝くことは同じようで、実は違うことなのです。
まず、幸せになることとは、例えばどんなことでしょうか?
今、何の悩みもなく、健康で、住む所もあり、食べることも生活する上でのお金にも困っていない状態であること、人と比べても自分の方が良い生活をしていることや、人から見れば不幸に見えるけれど自分はそうは思っていないこと等々・・・。
それでは、思い通りに生きることとは、どんなことでしょうか?
周りに流されずに良い悪いをはっきりさせ、自分の好きなことだけにエネルギーを注ぐこと。
自分の価値観を決して曲げずに貫き通すことや、一人ぼっちになっても平気で頑張れること。
そんな自分を誇りに思うこと等々・・・。
では、魂が輝くこととは?
それは、どんな状況においても良いこと(幸せ)を見つけることができること、マイナスの出来事から氣づける強い気持ちが持てることなどです。
それには、日々の生活において感謝の気持ちや、見えないエネルギーつまりプラスの氣に生かされていること、自分一人では生きていけないことを忘れずに、それらのために何ができるのか?
自分のため、他のため、御先祖など氣の存在としての見えないエネルギーのために、どのようなことができるのかを良く考えて行動することです。
それが分かって初めて、自分のしたいこと・幸せになることの意味が分かり、人としてより良く生きることができるのです。
ですから幸せになるために何かをするのではなく、魂が輝くために何かをするようにしたいものです。
そうすることで、やがてどんな状況においても幸せを感じる人生になっていくのだと思います。
(中川 雅仁)
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