何をするにも迷ってしまうときには

 私は昨日から、今年で3回目になる沖縄での真氣光研修講座開催のため、那覇よりも南東に位置する南城市に来ています。
小高い所に位置するこの施設からは海が一望できるばかりか、琉球王国最高の聖地とも言われる斎場御嶽(せいふぁうたき)が近いということもあり、とても良い氣が感じられる所です。
今回は沖縄の方を中心に九州からの方も合わせ二十数名の参加ですが、私も皆さんとたくさんの氣づきを得て帰ろうと思います。
 ところで私は、研修講座の初日には、洗心の指標について講義をしています。
マイナスの氣の影響を受けると「心の中から無くすべき感情」という項目の中に含まれる感情が出やすくなるので、そのような時は真氣光をより意識して多めに受けるとともに、気づいたところをできるだけ少なくするよう努力してみて下さいとお話ししています。
 その項目の中で、あまり強く心を支配されないことから私たちが見落としがちなものに「迷い」があります。
「怒り」だとか「心配心」のように強く心を占領しないので気づきにくいのですが、何をするにも迷ってしまいスムーズに物事が進まないということが誰にもあるものです。
 私も最近は、あまりなくなりましたが、原稿を書かなければならないのに何を書こうか頭の中で思考がグルグル回り、まとまらず「迷い」が生じて、ただ悪戯に時間だけが過ぎ、慌てる気持ちがさらに迷いを増やすということがありました。
また、いろいろな方からも、やらなければいけないことがたくさんあるのに、なかなかどれも手が付けられないとか、仕事がどれも自分には合わないような気がして決められないと、相談を受けることがあります。
 これはその人にマイナスの氣が影響を与えていて、その人が行動に移せないように邪魔をしている状態です。
私たちは、行動できることで氣づきが生じ、魂のエネルギーが増えるしくみですから、そんな時は、とにかくすぐにできることからとりかかると良いのです。
先に達成感や効果、何かを期待すると、そのことに囚われて、なかなか実行に移せなくなるからです。
まず、時間を掛けずに何かをやってみること。
そして、次にまた取りかかるという、その積み重ねが、やがて実績になり、おおきな達成感を与えてくれることになるのです。
とにかくやるべき事をまず実行に移すことで、やりながらいろいろな氣づきが生まれ、さらに良い方向に向かって行くことになるのです。
ですから人生の中で大きな位置を占める事柄、例えば仕事などは、初めから自らの考えでゴールを決めてはいけないということも言えます。
なぜなら人生、何が起きるか、誰にもわからないからなのです。
(中川 雅仁)
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