(1)客観的に見る力

 政府は景気判断を4カ月連続引き下げたそうです。
このことからも世の中、何か上手く行かないことが多くなったと思う人が増えていて、マイナスの氣の影響を受けやすくなっていると言えるでしょう。
私は、自分を取り巻く環境の問題の中には、自分が変わることで良い方向に変わり得るものが数多くあり、そのようなことに真氣光が役に立つものだと考えています。
 私はサラリーマン時代研究開発の仕事をしていました。
入社十年目位にもなるとグループのリーダーとして難しい仕事が回ってくるようになり、ある開発品の性能向上を上司から任されました。
いろいろな対策を施し、結果を見るのですが、これも上手く行かない、あれも上手く行かないと、八方塞がりの状態で、時間までもが無くなっていきました。
 上手く行くことばかりを考えて物事を行うと、いつも不満気で機嫌が悪い人になってしまうものです。
不平や不満が口から出るばかりではなく、時には怒りや咎めの感情に支配されます。
それは、さらに自分の氣のエネルギーを下げ、波動の同調作用によって周りからマイナスの氣を呼び込み、もっと悪い結果へと引っ張るのです。
 ’92年私は父が開催していた真氣光研修講座に参加して、それを「高次元科学」の著者である工学博士の故・関英男先生から教わりました。
私は、強いマイナスの氣の影響を受けていて、不必要な感情に振り回され、しっかりと自分の頭を使って考えられていなかったのです。
しかし、真氣光を受けるようになり、私の仕事への取り組み方は激変しました。
すると良いアイデアがでるようになり、その後どんどんと成果が得られるようになったのです。
そんな経験をして私は、サラリーマンにも真氣光は必要だと強く思うようになり、一年半後に今のエス・エー・エスに入社したのです。
上手く行くのも、そうでないのも、すべて原因があり、結果そうなるのであって、その原因を知るために結果があるのです。
そしてそこから何かに氣づき、次に生かし成長していけるのです。
 全ては繋がっています。
自分の経験で無駄なものは一つもなく、それを無駄にしてしまうのは自分自身です。
上手く行かないことを積み重ね、ただ悪い経験として、自分の中に貯め込んでしまい、前に進めなくなるのです。
ですから、そうならないために自分は今どういう状況なのかを客観的に見る力がとても重要です。
その力が養われれば、たいていの事ではへこたれない自分になれると思うのです。
そのためには少々コツがあり、見えないプラスのエネルギー・真氣光の力を借りるとスムーズにできるようになるでしょう。
うまく生きるためのコツを掴むということなのです。
(中川 雅仁)
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