(50)なぜ嫁いできた

私 が会長セッションでA さんに氣を送っていると、A さんとはまったく違う声で出てきた魂がありました。その声は苦しそうに「なぜ来た、なぜ嫁いできた」と言います。A さんが、実家のB 家からA 家に嫁いだことを非常に厳しく非難し、怒っているのです。どうも過去にAB 両家の間には争いがあったようで、一方的にA 家が滅ぼ
されたことによりB 家への強い怒りと怨み、さらには報復の念が、時間を超えて延々と続いていたようなのです。怨みをもっていることで相当な苦しみがあり、苦しいからより一層怨みの念を持ち、その繰り返しが続いていたのです。私が氣を送るうちに、だんだん苦しそうな声が穏やかになります。「やっと楽になってきた」と言い始めたので、「どうして楽になったか、わかりますか。あなたが怨んでいた、この人から光が来たのですよ」と話すと、うなずきます。「もう怨むのは終わりにしましょう。これから、いろいろよろしくお願いします」と私が言うと、スーッと光の世界に消えていきました。後 でA さんに聞くと、そんなこととは全く知らないで、当時ご主人がとても良い人に見えたのでB 家からA 家に嫁いだということです。結婚してからお姑さんとの仲が悪くなり今では往き来しておらず、最近ではご主人との仲もしっくりいかなくなっていたようです。私は、A さんが真氣光を受けるようになって充電が進んだので、やっと強いマイナスの部分に光が当たり始め、抵抗する魂達の影響がご主人の態度にも現れているように思いました。二人が出会って結婚することになったのは、確率から考えると非常に低く全くあり得ないと考えても良いほどだと思います。A さんばかりではありませんが、全く知らない二人が出会って結婚するということは、その意味を氣の観点から考えると、両家に光を与えるためとしか思えないのです。たくさんの人が苦しんでいるのかもしれません。中には、なかなか分かってくれない先祖がいるかもしれません。しかし、真氣光の光が徐々に浸透し、さらには光の世界に行けた人も手伝ってくれるはずですから、必ず明るい未来があると思うのです。今を生きる私たちが、過去に向かって光を与えています。私は、セッションが終わった後に、光の世界に旅立って行った人に「二人を見守ってください」とお祈りすると同時に、A さんにはこの先も辛い出来事があるかもしれないけれど、挫けることなく真氣光を続けて欲しいと願ったのでした。