柔軟な心で学び続ける

 2歳になった息子は、隙を見ては私のスマホを触ろうとします。
そのたびに何とか取り上げているのですが、トンデモないところを触ったりして、あらぬところに電話がかかってしまったこともあります。
興味津々なんでしょうね。
いつも「使えないよ」と諭している私ですが、先日は、「え、そんな使い方があるんだ」と、逆にビックリしてしまいました。
画面を指で触っているうちに、私が知らなかった機能が表示されたのです。
いつも決まり切った使い方をしている私の発想では、とうてい辿り着くことはできなかったであろう息子独自の使い方に、教えられた次第です。

 私は普段、真氣光について皆さんに説明する立場にあります。
しかし、私の父である先代は「先生になってはいけない」とよく言っていました。
真氣光は宇宙意識とも繋がる、宇宙からのエネルギーです。
「ちょっと勉強したと思っているだろうが、おまえたちはまだまだだ、謙虚に学ぶ姿勢が大事だ」ということでしょう。
確かに、自分が正しいと思い込んでしまうと、それ以外の視点が見えなくなってしまいます。
「私はこう思う」「これが正解だ」と決めつけてしまうと、相手の話を聞く姿勢も失われてしまうものです。

 マイナスの氣の影響が強いと、自分の考えに固執してしまい、柔軟性を失ってしまうのです。

 それには、頑固にならず、柔軟なものの考え方が大事です。
自分の考えが本当に正しいと言えるのか、もしかすると相手の言い分の方が正しいのではないか、自分の考え方には盲点があるのではないかと、常に問いかけてみることが必要でしょう。
例えば、真氣光の説明をしている時でも、「この説明で本当に伝わっているだろうか」「もっと良い表現があるのではないか」と自問自答することがあります。
長年やっているから大丈夫だと思い込むのではなく、常に相手の立場に立って考え直してみる姿勢が大切だと思うのです。

 真氣光のエネルギーを受けて、自分の氣が高まってくると、このような柔軟な心の余裕が生まれやすくなります。
マイナスの氣が光に変わることで、頑固さや思い込みが和らぐのです。
そして、プラスの氣が増えてくると、相手の話に耳を傾け、新しい視点に目が向くようになってきます。

 息子のスマホの使い方一つとっても、私には思いもよらない発見がありました。
「教える」立場にあると思っていても、実は「教えられる」ことが多いようです。
これからも、真氣光のエネルギーの応援を受けながら、自分の正しさを常に疑い、省察する姿勢を持ち続けたいと思います。
謙虚に学び続ける姿勢こそが、人生を豊かにしていく上でも、大切なことなのだと今回の件で思い出させてもらった次第です。