(49)負けられない

会長セッションももう終わり頃の出来事です。私は、少し離れたところでまだ横になっている女性A さんに氣を送っていたのですが、彼女が突然「負けられない」と言ったのです。私は、「何かな?」と思って、もう少し集中して氣を送ると「この人が頑張っているから、私も負けられない」と言うのです。私にはすぐに、A さんの口を借りて、違う人(魂)が出てきているとわかりましたので、氣を送りながら事情を理解するために話を聞くことにしました。内容は次のようなことでした。そ の魂は、随分苦労して一生を終えたようです。苦しいことばかりで楽しいことが何もない人生だったので、その辛さを少しでもA さんに分かって欲しいと思って、同じようなたくさんの辛い目に合わせてきたそうです。しかし、A さんは泣き言を言うどころか、辛いとも悲しいとも言わなかったらしいのです。これでもか、これでもかと、問題となることや、足を引っ張るような事を起こして来たのでしょう。「負けられない」という言葉の裏には、頑張っていろいろな事をしてきたけれど、「A さんには負けそうだ」という思いが隠れていたのです。この魂は、かなり昔からA さんのところにやって来ていて、いろいろなマイナスの現象を起こしていたのでしょうが、どんな事をしてもA さんが泣き言を言わないので、だんだん焦りを感じるとともにA さんの魂と波長が合わなくなって浮き上がってきたのです。それまではA さんの魂と一体化して分からないように隠れていられたのですが、真氣光のエネルギーも手伝って、こんなふうに口を借りて出てくることになったのです。私は、事情か分かりましたので、辛いことを分かって欲しかったというその魂に光が届くように意識して氣を送り、光の世界へと見送りました。よ くお祓いをして霊を祓うと言いますが、真氣光はマイナスの意識を持つ魂を、ただ取り除くのではありません。身体を失った魂も、辛い気持を抱えながら一生懸命に頑張っているのです。その気持を分かってあげることでA さんにも氣づきがあり、この魂の方にも光が届きやすくなるのです。辛 いときや苦しいとき、一見マイナスな出来事に遭遇したとき、早くそこから逃れたいと思うものです。つい泣き言が出てきそうになりますが、氣を受けながら、そこにはいろいろな辛さを持った魂の存在があるかもしれませんので、そちらにも光が届くようにイメージしてみてください。真氣光が効率よく吸収されることでしょう。