ただぼんやりと過ごさせるマイナスの氣

 最近の我が家では、気軽に物を何処にでも置けません。
テーブルの上にも手が届くようになった息子が、勝手に手にとって遊び道具にしてしまうからです。
特にスマホは、日頃から親が使っているのを知っていて興味津々です。
ですから、手にしようものなら、どんどんいじり回して、困ったことになります。
先日などは、ロックがかかってしまって、気がついたらすっかり動かなくなっていました。
 スマホへの興味は尽きないようで、日中に電話がかかってきたりする時も、「触らせろ」とうるさいものですから、大変です。
 ところで、世の中にはスマホ中毒という言葉があるそうで、手から放せない、ダラダラと見続けてしまうという人が増えているようです。
ある調査では、21.8%の人が1日平均4時間以上使っているとのこと、そしてほぼ半分の人が夜の時間帯だそうです。
くつろいでいる時間だからということのようですが、ついついダラダラ見てしまうというのは、ストレスを感じている人がとりがちな行動ですから注意が必要です。
 自律神経には車の「アクセル」と「ブレーキ」にたとえられる「交感神経」と「副交感神経」の2つがあり、運動をしたり興奮したときに交感神経が高まり、逆にリラックス状態のときには副交感神経が高まるようになっています。
このサイクルが乱れると、夜に眠れなくなったり、逆に日中に頭がぼうっとしたり、なんとなく心や体の調子が悪いと感じるなど、数々の不調につながると言われています。
 人がストレスを受けると、まず交感神経が上がって副交感神経が下がり、その次に交感神経と副交感神経の両方が下がるそうなのです。
これは、分かりやすくいえば無気力無反応になっている状態で、体のスイッチが入らず、ただぼんやりと過ごしてしまうということ。
つまり、与えられた情報をただひたすら受け取り続ける、まさにネットをダラダラと見続けるような行動がこれにあたるということなのです。
 私は、この無気力無反応になっている状態というのが、自分の意志が薄れ、マイナスの氣の影響を強く受けてしまう状態だと考えています。
特にネットで見ているものが、暗いニュースや記事、マイナスの氣が満載の情報だったりすると、氣は高い方から低い方へ移動しますから、どんどん自分の氣のエネルギーが落ちてしまうということになります。
 ですから、スマホばかりでなく、生活の中でただぼんやりと過ごしていることに気がついたら、「ストレスのサイン」と受け止め、早めに気持ちを切り替え、適度な休息と意識して真氣光を取り入れてほしいと思います。