ひとくち歳時記「夏越の祓(なごしのはらえ)」

「夏越の祓」とは6月30日に、魔除けや不浄などを祓う行事で、神社にある茅(ち)の輪をくぐり、頂いたお札を神棚に供えて無病息災を祈ります。
「茅の輪くぐり」は、蘇民将来(そみんしょうらい)が素戔嗚尊(すさのおのみこと)に宿を供して苦境を救った時に、「もし疫病が流行ったら、茅の輪を腰につけると免れる」と教えられ、疫病から免れ子孫共々栄えたことに由来します。
「茅の輪くぐり」は、左、右、左まわりと3回、8の字を描くようにくぐると、夏の疫病や災厄から免れると言われています。
 「夏越の祓」ともなると、早いもので今年1年の折り返しに近づいたことになります。
今話題のワールドカップのサッカーで言えば、前半戦終了間近でまもなくハーフタイムに入ろうというところでしょうか。
現代人には古来からの行事より、サッカーの戦況のほうが気にかかるようです。
(本社 加藤)
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