頑固親父の影に見えた光

父は、神、仏、宗教は、全く受け付けない人で、実家の仏壇にあった木魚も私の目の前でゴミ袋に捨て、線香を炊くと「火を付けるな!」と言っており、蝋燭も「火事が起こるから付けるな!」と言うくらいの人です。
そんな父が昨年の今頃から肺、大腸、脳にある腫瘍を摘出してきました。
主治医から「あと2回注射すれば大丈夫です。
」と言われたとの入院中の父からの朗報を聞いた今朝、父に対して、今までにないくらいの、感謝の気持ちと謝罪の想い、今までアトピーである僕を不器用ながらかばってくれていたんだなと、気付きました。
いつからボタンの掛け違いが始まったかは分かりませんが。
父からは、「昔の事はもう忘れよ!」と言われました。
これで、父と私が和解出来ること。
父、母を安心させてあげられることを願うばかりです。
まさか、父に今まで言えなかった言葉を今日言えるとは、私は驚きました。
父の癌が完治した事も、真氣光なしではこんな奇跡的な展開はあり得ません。
(岐阜県 Kさん)