自分に良いものを取り入れ

私は、先週末の熊本での研修講座を終え、今週はセッションが多く入っているので少々忙しくしております。
研修期間中、私の場合、宿の食事が美味しいことで、つい宜しからぬ欲がでて食欲を上手にコントロールできず、いつも太り気味になってしまいます。
今回も体重が2キロ増し、栄養を過剰に摂取し、お腹に不要な脂肪を溜めてしまいました。
 ところで、研修では生活全てが行法ということで、起きた時、ご飯を食べる時、眠る時など、それに合わせたいろいろな誓いの言葉があり皆で唱和します。
その中でも栄養摂取の誓いは、一日に3回唱えるので、記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。
 内容をみてみましょう。
「栄養摂取の誓い--栄養は自分に良いものを取り入れ、自分に悪いものを入れず、不要なものは出しきることであると知りました。
自分に取り入れて、良いものと悪いものを知っているのは 身体自身に与えられている、智恵であると知りました。
今からの私は、自分の内在智の教えに従って 自分に適し自分に必要なものを取り入れ 不要で不適なものは出しきるよう努めます。
……」
 この言葉で注目すべきは、自分の内在智の教えに従うという、あくまでも自分が主体で、自分が決めるスタイルになっている点です。
マイナスの氣の影響を受けてしまうと、内在智の教えが悪い方向に引っ張られますから、真氣光をしっかり受けるとともに注意を怠らず、内在智が狂わないようにしておかないといけません。
 さらに、この言葉の凄いところは、口から取り入れる食べ物だけに限らない点です。
私たちは、氣・体・心の三つの要素から成り立っていますから、体の栄養ばかりではなく氣や心にも栄養となるものを取れ入れると良いのです。
氣の栄養とはプラスの氣です。
心の栄養とは何でしょう。
良かったこと、力が湧いてくること、嬉しい、わくわく、いろいろあります。
これも自分が主体となって、良いものを取り入れ、悪いものを入れないようにすることです。
また、私たちは毎日いろいろなことに曝されていますから、いつも良いことばかりが起きるとは限りません。
気持ちが下がった時に、周りからマイナスの氣が集まってきて、さらにマイナス方向に引っ張られ気分が下がりますから、いかに気持ちを切り替えてポジティブになれるか、その訓練も大事です。
真氣光を受けることで、それも上手になるのだと思います。
 オリンピックが始まりました。
幾多の困難を乗り越えているアスリート達からも、たくさんの心の栄養をもらえることでしょう。
氣の応援ということで、良い氣をお返ししたいものです。