(72)窮すれば通ず

 私は、いつも月末・月初が忙しくなるのですが、今月は30,31日が土日になりますから、きょう29日の金曜日はチョット特別な日ということになっています。
氣の同調作用と、いつも言っていますが、忙しい時には忙しくなることが舞い込んで来るものです。
そこで、ボヤいたり、愚痴ったり、不満を口にしていると、更なるマイナスの氣が集まって来て、もっと厳しい状況に追い込まれるので、沈着冷静に次から次へと順序良く片っ端から仕事を仕上げていくしかありません。
今までに、「もうダメか」と思う時がありましたが、「窮すれば通ず」のことわざ通り何とかなるもので、何回も修羅場をくぐっていると、そのうちに「これも大丈夫だ」と、何処かにヘンな自信がついてくるものです。
 この言葉「窮すれば通ず」を、ことわざ辞典を調べてみると『これ以上は駄目だという行き詰まりまで行くと、案外うまく切り抜けることができるものだということ。
出典は中国の「易経」』と、あります。
氣の観点から分析すれば、マイナスの氣の影響を強く受けると、もう駄目かもしれないと思う程の行き詰まりまで追いやられてしまうのですが、でも何とか助けようとしてくれるプラスの氣が力を貸してくれるから、どうにか事無きを得られるということでしょう。
もちろん、いつもプラスの氣を当てにして、ピンチは救ってくれるものだと過信していると、プラスの氣も「もう面倒は見ていられん」ということになるでしょうが、私の場合、プラスの氣も辛抱強く付き合って下さっているようで、本当にいつも感謝の気持ちで一杯です。
そのうちに行き詰まりだと感じる限界点が上がり、どんどん出来ることが増えてきたのですから、ありがたいものです。
 ところで、どんな人にも、このプラスの氣が存在しています。
ですから、「行き詰まり」を感じた時にも諦めることなく、いかにマイナスの氣を遠ざけ、プラスの氣と波長を合わせて、そちらからの応援を受け易くするかということがポイントになります。
諦めてしまっては、どうにもこうにもプラスの氣は応援のしようがないわけです。
過去にも大きなピンチがあったはずです。
氣の性質から、気持ちが沈むとマイナスの氣が集まり、さらに同調してマイナスの氣が集まり、それがどんどん繰り返されると私たちは生きてはいられないということになります。
いま私たちが生きているのは、どこかで必ずプラスの氣が助けてくれていたからということです。
それを思い出し、ピンチに陥っても何とか出来ると思うことです。
真氣光を受けている人は、プラスの氣の応援が受けやすくなっているはずですから、決してそれも忘れてはいけないのです。