自分で勝手に悪いストーリーを作らない

私は、いろいろな人の話を聞く機会があり、その人の真氣光を受けた後の変化から、マイナスの氣の影響を受けているときの傾向というものがわかりました。種々の傾向の中には、「自ら悪いストーリーをどんどん作り上げてしまう」ということがあるものです。 例えば、ちょっとした体の異変が起きたときに、自分で勝手に、ある病気を想定して、どんどん悪いほう、悪いほうへと心配することがあるものです。本当に病気だということもありますから難しいもので、病院に行くのは良いことですが、ただただ心配して、さらなるマイナスの氣を呼び込む状況であれば、それは強いマイナスの氣の影響と考えるべきでしょう。 このように、マイナスの氣の影響を受けると、自然にマイナスの発想がわいてきたり、悪いストーリーを作ってしまい、それによって、さらなるマイナスの氣が集まり、悪いほうに引っ張られやすくなるのです。潜むように存在するマイナスの氣が、その人の気持ちをコントロールして、自分の味方になるマイナスの氣を呼び込むように仕向けているということもあります。体のことは、病院に行けば確かなことがわかり、治療が必要なら処置をして貰えばよいのですが、人間関係などから生じる心の問題は、そう簡単ではありません。疑心暗鬼とは言いますが、客観的に考えるとおかしなぐらい思い込みの力が働いていることがあります。ちょっとしたことをきっかけに、確かめてもみずに、悪いほう悪いほうへと考えてしまうのです。 人も動物ですから、危険を回避しなければ死に至るということがあり、良いことよりは悪いことを想定しやすいということがあるのかもしれません。お母さんが、子どもの危険を事前に察知して回避しなければ、大事に至ります。しかし、それも度が過ぎると、マイナスの氣の影響が考えられますし、逆にマイナスの氣に付け入る隙を与えているということにもなります。 昔の体験などからのマイナスの氣の影響が強いと、なかなか悪いストーリーを自ら作り上げるモードから抜けられません。真氣光を受けるうちに、マイナスの氣がしだいに光へと変わり応援するように働いてくれるので、実際に悪いことが起こらなくなってくるものです。また、センターや体験会、研修講座などで、いろいろな人と話してみることで、自分をより客観的に見ることができるようになるでしょう。そして、そのようなモードになっている自分を感じたら「あのときは何でもなかったのだから、今度も大丈夫」等と自分に言い聞かせたり、「ちょっと考え過ぎかな、マイナスの氣の影響かも」と、真氣光を受けてみることです。