氣は、誰もが持っている、目には見えないけれど、光のようなものだと、私はお話ししています。
光が強くなり、眩しいように光ると、それは輝くということになります。
私は、氣の観点から、この「輝き」に着目していますので、きょうはその話をしましょう。
輝きについて考えてみると、例えば停電などで部屋が真っ暗な時には、豆電球でも眩しいように感じますし、それまで暗かった電球が僅かに明るくなっても輝きですから、輝きとは絶対的な光の強さではなく、周りや、それまでの状態との相対的な話だと思うのです。
氣は、波動的な性質があって、似たような氣のものは集まり易いという性質がありますから、暗いものは、より暗くなったり、どんどん大きく拡がったりする傾向があります。
その中で、少しでも光があるもの、相対的に明るいものを探して輝きを見つけること、つまり相対的に良いところを見つけることは、氣を高めるためのポイントになると言えます。
氣の光が増えるということは、体が良くなったり、心が明るくなったりというように、氣と体と心は強い関係があります。
ですから、いつも胃の調子が悪かった人が、ほんの少しでも調子の良い日が見つけられれば、それは「氣の輝き」に関係することになりますから、大いに感謝して、心をプラスにすると、さらに「氣の輝き」が増えるというわけです。
さらには、胃の調子は悪くても、腸や肝臓など周りの内臓が元気な状態であれば、それに感謝できます。
また、いつも心配ばかりしている人が、少しでもそれが気にならなくなったら、それは「輝き」ですし、怒りやイライラなど他のマイナス的な感情に浸ることなく、いつも感謝の生活ができていれば、それも「輝き」と言えるでしょう。
そうやって、まずは他の人と比較することなく、自分自身の「輝き」を見つけることです。
さらには、自分ばかりではなく他の人にも、これが適用できます。
いつも怒ってばかりいた人が、少しでも穏やかになったなら、この「輝き」をしっかりと認め、いいとこ探しができると自分自身の「輝き」にもなりますし、子どもさんに対して、不得意な教科はあるけれど、何か得意なものが発見できれば、それは親子の「輝き」に繋がります。
また、この「氣の輝き」には、たくさんのプラスの氣が関係していますし、真氣光のエネルギーも応援してくれていますので、それらにも感謝する毎日を送りたいものです。
マイナスの氣に気がついてプラスに変えていくことは大切なことですが、プラス(光)の部分をより強くしていくことも、とても大事です。
それには「輝き」を見つけることだと思うのです。
(中川 雅仁)
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