「千里の道も一歩から」とは、良いことわざです。
ことわざ辞典には、「どんなに大規模で遠大なことでも、小さなことや手近なことから始まるたとえ」とあります。
私は、2年前の本ニュース年初の号でも、このことばを記事中に引用しています。
最近よく頭に浮かぶのですが、深い意識のどこかで「もう若くないから無理だ」という諦めの気持ちがあるのでしょうか?マイナスの氣の影響を受けているわけにはいきませんので、ますます進むべき「千里の道」を見つけては、まず「一歩」から進まねばなりません。
真氣光研修講座では、龍村修先生がヨガの講義を担当してくださっています。
先生の体の柔らかさは、毎日の積み重ねがあってのことですが、「先生だから出来ることで、体がとても硬くなってしまっている自分には到底無理だ」と、ずっと私は諦めてしまっていました。
しかし、少しずつ、部分的にでも動かせるようになってくると、嬉しい気持ちも手伝ってか、「自分にもできるかもしれない」という気持ちが湧いてくるものです。
体の筋肉は意識して動かさないと、せっかく備わってくれているのに、動かせない部分が多くなります。
動かさない筋肉は固まってしまい血流が悪くなり、一部のことが体全体のひずみとなって、痛みがでることもあります。
さらには、そのようなところにマイナスの氣が集まりやすくなるのです。
私の場合、デスクワークが多い生活で特に運動もせずに、一部の筋肉のほんの一部分しか使わないという悪い生活習慣になっていたのでしょう。
いつからか、マイナスの氣による影響を受けていたと思われます。
ところで、私たちの周りには、プラスの氣とマイナスの氣が存在します。
マイナスの氣は、その人を良い方向に変えたくないと、足を引っ張るように働きます。
そのようなマイナスの氣の抵抗に打ち勝つためにも、私たちは一歩ずつ進むということがとても大事です。
ある時には、多く進める時があったり、後退を余儀なくさせられる時もあるでしょう。
しかし、一歩でも進もうとしないと、いつまでもマイナスの氣の影響を受け続けることになります。
「千里の道」とは言いますが、十里でも進めれば、何もしないよりはズッといいわけで、まずは一歩がなければ何も始まらないのです。
また、私たちには、いろいろなプラスの氣の応援があるものです。
「こんなことをしてみよう、してみたい」と思うのも、プラスの氣のおかげです。
プラスの氣は「千里の道」の存在に気づかせ、「歩けるんじゃない!」と促し、一歩そして一歩と応援してくれるのです。
真氣光というプラスの氣も活用して、良き道を着実に進みたいものです。
(中川 雅仁)
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