小さな嫌なことを無くす努力をしよう

 私は、身近なご縁こそ、自分自身の魂を磨くのに必要な人だと、よく話しております。
かく言う私も、最も身近な家族である妻からは、いろいろ教えられることがある毎日です。
教えられると言うと聞こえは良いのですが、ムッとしたり、カチンときたりなど面白くない気持ちにさせられることがあり「これはマイナスの氣が自分にあった」と気がつくことができるということなのです。(もちろんプラスの気持ちにさせられることもそれ以上にあるのですが)
妻の言葉を借りれば、どうも私が「思いやりがない」「デリカシィーがない」ということらしいのですが、こちらは全く気がつかないでやっていることばかりです。
険悪になった所から、私も反省、妻は妻で少しは反省しているようですから、徐々にでも成長出来ているのでしょうか。
成長のピッチが遅いと、叱られそうですが・・・。
 ところで、小さな嫌な事をためないようにすることも、心をいつも穏やかに過ごすことができるためには必要なことです。
これは嫌に思うことが、例え小さなことでも無くならない限りは、いつもその思いに自分の気持ちがマイナスの影響を受けてしまっているからです。
小さなことなので、すぐに忘れてしまったり、たいしたことではないと特に問題意識もなく過ごしていたりするのです。
これは誰にでもあることで、我が儘とはまた違った少しのこだわりだったり、ちょっとだけ許せないことだったり、自分の価値観と合わなかったりといった理由から、それが自分の心の中で小さな嫌なこととして、確固たる地位を築いているのです。
そしてそれには、あまり気づくことなく日々生活しています。
これを全てなくすことは難しいかもしれませんが、今一度自分の中の小さな嫌な事を見てみるのが良いかもしれません。
ずっと今まで自分が思っていたことが、とっくにそうではなくなっているということもあるかもしれません。
もしそうだとしたら自分の思い込みで、マイナスの思いを、時々ではあっても作り出していたとしたら、とても残念でもったいない時を過ごしていたことになります。
体を持っている時間は無限ではありません。
できるだけ有意義に使わなければいけないのです。
嫌な思いからも何かを学び、気づいて光に変えていかなければいけません。
いつまでも同じ事でマイナスを作り出していては、本当に時間がもったいないのです。
自分自身にも言い聞かせなければいけないような問題ですが、皆さんの参考になればと思い、今月の氣配り画像に入れることにしました。
(中川 雅仁)
[menu][次へ]