(42) 時は金なり

 やっと秋らしい季節になってきたと思っていたところ、昨日入った店ではもう「忘年会予約受付中」の張り紙がありました。
よく考えれば10月最終週ですから当然です。
今年も残り2ヶ月あまりということですね。
「時間が早い!」と思うのは私だけでしょうか。
小さい頃は、母に「時間を大切にしなさい」と言われても、時間を持て余し気味で全くピンと来なかった私ですが、今は地球の自転・公転、さらにはこの世の時間軸のピッチが上がってしまっているのかと思うほどです。
時間の早さについて意見を聞きたいと思い妻に聞いてみると「時は金なり」と言うだけで、そんな私の話には耳も傾けず、食事の支度に忙しい様子です。
そういう時は、あまり近寄らないほうが身のためです。
 ところで「時は金なり」を事典で調べてみると「時間を有効に使って物事に励めば成功するということ。時間は貴重なものだから無駄に過ごしてはならないという戒め。英語のtime is moneyの翻訳。1900年を過ぎてからは、日本のことわざとしても伝承されていた」とあります。
 時間の使い方を大切にすることは、氣の観点からも重要です。
私たちの誰もが持っている生命エネルギーつまり氣には心があり、それは魂とも言われます。
それは肉体の有り無しに関わらず存在しますから、死を迎え肉体が消滅しても魂は存在し続けます。
ですから魂は長い時間を掛けて、そのエネルギーを増やす方向に成長しながら、この宇宙に存在しているということなのです。
しかし、この魂の成長の度合いは一様ではなく、制約のある体を持って居る期間に、その成長が著しく増える可能性があるのです。
魂は永遠ですが魂を成長させる時間は、それに比べるとあまりにも短いといえるわけです。
だからその時間を大切に使わなければなりません。
 それには今、自分にとって何が大切なのか、何が必要なのかをしっかりと考え、わかっていることが大切です。
例えば家族と一緒に過ごすことなのか、勉強することなのか、スポーツに打ち込むことなのか、仕事なのか、友人と一緒に何かを学ぶことなのか、体をしっかり休めて病を治すことなのか、それを軸にした生活を心掛けることです。
決してあれもこれもと欲張ってもいけないし、逆にただ何となくダラダラ過ごしたり、ましてや分かっていてマイナスの氣の影響を受けるようなことに時を費やしてもいけないのです。
宇宙からの真氣光というエネルギーは、より一層、私たちの「時」を大切にする生活を応援してくれているのです。
(中川 雅仁)
[menu][次へ]