思い込みを捨てて体験しよう

 皆さんのお手元に、もう月刊ハイゲンキ8月号は届いたでしょうか?
今月の巻頭対談は東京女子医大名誉教授の阿岸鉄三先生です。
現在先生は江戸川病院ヘルシーエイジングセンター長の肩書きで、気功はもとより補完代替療法を駆使して健康的に年をとっていける医療を行いたいと活躍されています。
 私が先生に最初にお会いしたのは、かれこれ18 年前に遡ります。
私は、このエス・エー・エスに入って1年目でしたが、先代の指示で患者さんへの気功データ取得のために先生の病院に何回かお邪魔したのを覚えています。
その後、先生は生駒で開催していた研修講座にも見学に来られるなど、私は当時、現役の医学部教授ほどの方にしては凄く物事に囚われない人だと感銘を受けたのを覚えています。
 対談の中で先生が次のようにお話しされています。
「私は手をかざして何かが起こるなどということは信じていませんでした。医学なり医療というのは、科学技術を応用したもの以外には考えられなかったからです。」ところが当時先生の病院にお邪魔した真氣光研修講座で気功を習得したという真氣光の会員さんに対して、先生は「せっかく来られたのだからお話だけは聞こう」ということになり、その人が話した「手をかざすと患者さんの体が温かくなる」という言葉に、「体が温かくなるなら、患者さんに外気功を受けさせたらどうだろうと、ひらめいたんですね。」と、おっしゃっています。
 私が今でも素晴らしいと思うのは、ここでの先生の“ひらめき”です。
当時は、まだまだ気功というものが人に知られていない時でした。
そんな得体のしれない怪しいものを利用してみようと思いついたのは、先生が常日頃、血液の巡りが悪くなって体が芯から冷えてたまらないという透析患者さんの苦しみを何とかしてあげたいと思っていたからなのでしょう。
さらには、試してみようという心の余裕があったということだと思うのです。
 人は、多かれ少なかれ、思い込みや思い違いをしていることがあったり、へんな先入観をもっていたりするものです。
良い思い込みや思い違いは、そのままでプラスになるから気づく必要はあまりありませんが、悪い方のそれらは、できるだけ早くそうではなかったと気づくことが大切です。
なぜならそれにより、より多くのマイナスを集めてしまい、良い方向に向かって生きることの妨げになるからです。
 氣の世界は、まだまだ科学では証明できないものです。
まずは先入観を捨てて、できるだけ数多く体験して欲しい、試してみて欲しいと思います。
各地では真氣光の体験会を開催しておりますので、いろいろな方にご利用いただければと思います。
(中川 雅仁)
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