同調と調和

 私は今週の火曜日に湘南での真氣光研修講座を修了し、久しぶりに帰宅しました。
四十数名の受講生の皆さん、ありがとうございました。
初めて古都鎌倉に近い場所で開催できたこと、参加された方々ばかりではなく、その人達を中心に周りの霊的な存在にもたくさんの光が届いたことと思います。
 私はよく、研修講座ではご縁のある人が集まると話していますが、それにしても全く知らない人たちが現地で初めて顔を合わせ、最後には旧知の仲のようになってしまうのですから、真氣光のエネルギーは素晴らしいといつも感じます。
講座のカリキュラムは、全員が徐々に協力できるように構成されているのですが、1990年の研修講座開講当初から変わらないことは最後には参加者全員に一体感のようなものが芽生えるということです。
これはまさしく「調和」と言ったらよいのではないかと思います。
同じような言葉に「同調」がありますが、それとは全く違うということを感じるのです。
同調とは二つの性質のものがどちらかに良くも悪くも合ってしまうということで、調和とはそれぞれが調子を整えて上手く一つになり良くなることだと思うからです。
 例えば二人の人が話をしているうちに話が合って楽しかったという場合に、片方の人が話し始めた第三者の悪口に花が咲くという場合があります。
私もサラリーマン時代、日頃のストレスを居酒屋に行っては同僚と愚痴や不満の言い合いをしておりました。
その時はスッキリした感じがしていたのですが、結局は段々体の調子が悪くなり研修講座を受講してはじめて、マイナスの氣の影響を受けていたということに気がついたのです。
この場合、悪口を話させるというマイナスの氣にそこにいる皆が「同調」してしまうということであり、その時は話が合って楽しい雰囲気が味わえても、その時に引き寄せたマイナスの氣によって、その後それらによる何らかのマイナスの影響を受けることになるのです。
 私たち自身、さらには私たちの言葉や思いにも見えないエネルギー・氣を持っています。
さらにそれが周りの環境にあるプラスの氣に同調できるかマイナスの氣に同調するかによって自身の氣の状態が大きく変わります。
宇宙からの真氣光というエネルギーは魂の成長を促すエネルギーで、影響を与えているマイナスの氣も含めて全てをプラスの方向に向かわせる、つまり良い方向に向かわせるのです。
そして宇宙意識と同調できる方向に向かわせるのだと思うのです。
私たちも宇宙との調和を心掛け、具体的には洗心の指標を頭に置き、真氣光のエネルギーを受けて行きたいものです。
(中川 雅仁)
[menu][次へ]