先日、「教室に行けない子どもが急増」という記事を読みました。 いじめや家庭環境の問題ではなく、他者と言葉を介してわかりあう力が育っていないことが、不登校の大きな要因になっているという内容です。 読みながら、これは子どもだけの話ではないと強く感じました。 日本語が話せる、社会人として長年やってきたーーそう思っているからこそ、大人は自分のコミュニケーション力を疑いません。 気づけば簡単な決まり文句だけで、毎日をやり過ごしてしまっています。 本当に自分の気持ちが相手に届いているか、相手の気持ちを聞き出せているか。 そういう観点がないまま過ごしていると、家族や友人、職場でいつの間にか、すれ違いが積み重なって、咎めや孤立感を生む土台になってしまうのです。 また、普通に発したつもりの言葉が、相手にはきつく感じることもあります。 真氣光での学びが進むと、言葉で伝えるよりも氣で伝わることの重要性に気づきますが、言葉でも伝わればなおいい……氣と言葉、どちらも磨いていくということでしょう。 ここで注意したいのは、「丁寧に話せば良い」ということではないことです。 言葉が長くなるほど相手は聞き続けられなくなります。 大切なのは、適切な言葉を、相手に伝わるように工夫する力ーーつまり「言語化の力」です。 大人になれば自然に身につくものではなく、意識して磨き続けなければならない力でしょう。 氣の観点からも、このことはとても重要です。 言葉が足りず、気持ちの行き違いが生まれたところーーそのすき間を狙うのが、マイナスの氣です。 誤解や不満、言えなかった一言が積もっていくと、知らないうちにマイナスの氣を引き寄せてしまいます。 言葉を丁寧に使い、誤解のすき間を小さくしていくことは、マイナスの氣を遠ざけ、氣を高めることでもあるのです。 言語化の力を磨くために、今日からできることがあります。 一日数分でもいいので、「これってどういうことだろう?」「なぜなんだろう?」と物事を掘り下げて考える習慣をつけること。 続けるうちにクセになり、頭の中で自然と言語化するサイクルが回るようになります。 そうなれば、いざ人前で話す場面でも、自分の言葉で語れる力が身についていきます。 毎月開催している真氣光レッスンでも、ワークシートに書き出しながらこの練習をしています。 書き出すという行為は、漠然とした思いに形を与える、とても有効な方法です。 そして何より、真氣光を受けて氣を整えること。 言葉が素直に出やすくなり、相手の言葉も素直に受け取れるようになるものです。 言葉と氣、その両方を意識しながら、私自身も日々磨いていきたいと思っています。
