先日、人に会うために家を出たのに、その人に渡すべく肝心なものをスッカリ忘れてしまい、取りに戻るはめになりました。 それでなくても時間が無いところを、無駄な時間を使ってしまったというわけです。
さらには、妻に近くのコンビニで買って来るように言われた三点の品物ですが、最初は一点だったものが二点追加されているうちに、記憶に薄かった一つをスッカリ忘れてしまい、家に着くなり「何やってんの?」と言われ、再度買いに出るはめに……。 今週は「忘れる」ということを痛感した一週間でした。
先週のこのコラムで、マイナスの氣にやられないようにするために「無駄時間を削減するための努力が大事」という話をしましたが、簡単に忘れてしまうことも、やはりマイナスの氣に付け入る隙を与えていることになりますから、注意が必要ですね。
忘れることにはいろいろあって、「良い忘れ」もあります。 誰かに言われた嫌みなど、嫌な事や嫌な体験などです。 例えば、失敗して落ち込むのですが、そのうちに忘れてしまったり……、こんな“忘れ”は良いモノ忘れです。 しかし、マイナスの氣は、その人が気になるように、そういうことは忘れさせないものです。 私も妻に言われた嫌な一言を、後々まで覚えていて「なぜ忘れてないのだろう、やはりこれはマイナスの氣のせいだ」と考えたりすることがあります。
また「肝心なことを忘れる」ことについては、マイナスの氣によるものだと考えざるを得ません。 前述のように時間のロスに繋がったり、慌てさせられたり、自信を無くさせられたり、不安にさせられるなど、心をネガティブに引っ張って更なるマイナスの氣を呼び集めるのです。
そのようなことから「モノ忘れ」に対してマイナスの氣の影響を受けない方法を考えると、まずは焦らないこと、忘れても良いから少しずつ改善して行こうと努力することです。 記憶力を高めるための工夫をゲーム感覚で行い、楽しむ要素を入れられるとストレスなく続けられそうです。 また周囲に協力してもらうのもよいでしょう。 家族や友人などに、忘れたことを教えてもらうなど、協力してもらうことも大切です。
忘れっぽさは、年齢と共に誰でも経験する可能性があることですが、諦める必要はありません。 私の場合、あまり意識しなかったのが敗因ですからメモを取れば良かった話です。 メモを取る、整理整頓をする、生活リズムを整えるなど、様々な工夫をすることで、記憶力は維持できるようです。 大切なのは、自分に合った方法を見つけ、マイナスの氣に負けないよう継続することですね。