早いもので、今年最後の真氣光ニュースとなりました。
私は、月刊ハイゲンキの巻頭言で、今年一年の真氣光の進歩についてまとめてみました。
既にお手元に届いたでしょうか。
さて私自身について今年を振り返って見ますと、思うようにできたこともあるのですが、なかなか進まないこともありました。
これもできなかった、あれもこうすれば良かったと反省モードが強くなりすぎると、客観性を欠き、悪いとこ探しになるので注意したいものです。
先日、ちょっと面白い記事を目にしました。
大阪大学生命機能研究科特任教授・柳田敏雄さんの話で、筋肉の収縮を担っているアクチンとミオシンという2種類のタンパク質分子の動きについての解説です。
「ミオシンは、アクチンの上をきちっと動くのではなく、前後左右にふらふらとしながら、よく見ればある方向に進んでいるとわかるという動きをしていた。脳は例えば『コップをつかめ』というミッションを送るだけで、各分子に『君は右にどれだけ進め』なんて言いません。ミッションに基づいて、自分でどう進めばいいかを確かめなきゃいかんとなったら、ミオシンはふらふら歩いて、いろいろな可能性の中でいい方向を探すしかない。コップがつかめない時も脳は『ダメだ』と言うだけ。それで分子は『あかんらしいぞ』と、また探すんです」つまり脳が全てを決めているのではなく、それぞれの分子がふらふら適当な位置を探しながら、ジワジワ良い方向に進んでいくというのです。
よくこんなことでコップが持てるものです。
単純な動作一つとっても、すごいことを私たちの体はやっているんですね。
私は、この話の「ふらふら探す」という部分が特に興味深かったのです。
結局、よくわからず、ふらふらする。私たちは、何に気づいたら良いのだろう、あーかな、こうかなと、いろいろやってみます。
どれも必要なことで、一見失敗のように見えることでさえ意味があって、途中の過程を経て真に氣づき、だんだん方向性が見えてくる。
あたかも一人ひとりが筋肉の一分子のようです。
宇宙の何か大きな存在が発したミッションに従って、一人ひとりが休むことなく進むべき道を探し動いているように思ったのです。
真氣光はそれをできるだけ短縮できるように応援してくれているようです。
学校の冬休みも始まり交通機関もふるさとへの帰省でにわかに混雑しているようです。
何となく気ぜわしく、こちらもついせかせかモードになってしまいがちです。
あまりふらふらし過ぎないないためにも(笑)こんな時こそしっかりと真氣光を受けて今年一年を締めくくりたいものです。
(中川 雅仁)
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