選挙戦が大詰めです。私は投票日には仕事ですから、この原稿を早めに終えて期日前投票に行って来ようと思っています。
ところで選挙のように誰かが当選すれば、必ず誰かは落選するというものには、マイナスの氣が関係してしまうものです。
このように勝負がはっきりしていて、当選すれば雲の上、落選すれば次の機会まで収入も無くなるのでは、その差が大きく、当事者ばかりではなくその人を応援する人まで巻き込み、マイナスの氣が蔓延することがあるのです。
よく「念」と言いますが、人の強い意志や思いなど心から発する見えないエネルギーというものがあり、それも氣の一種と考えられます。
人が持つマイナスの感情からは、生命エネルギーを下げるように働くマイナスの氣が発せられ、逆にプラスの感情からはプラスの氣が発せられるのです。
発せられた氣は、自分自身の生命エネルギーを下げたり上げたりするばかりではなく、まわりの人や動植物にまで影響を及ぼします。
真氣光では、故関英男博士が提唱していた「洗心の指標」というものを利用しています。
どのような心の状態がプラスなのかマイナスなのかを分類したもので、自分がどちらに位置しやすいかを知る物差しなのです。
ところで、この洗心の指標の「心からなくすべき感情」の項目は、「憎しみ・妬み・嫉み・羨み・呪い・・・」と続きます。
「ねたみ、そねみ、うらやみ」とは、よく嫉妬という言葉で使われますが、なぜ敢えて3つも並べられたのか、お気づきでしょうか。
これは我々にとって十分に注意しなければならないものだからだと、私は思うのです。
今年2月の放射線医学総合研究所のプレス発表によると、「妬みや他人の不幸を喜ぶ感情に関する脳内のメカニズムが明らかに」と題して「妬みに関する脳活動が強い人ほど“他人の不幸は蜜の味”と感じやすいことが脳科学的に証明された」ということです。
つまり心地よく感じてしまうから、どんどん歯止めが利かなくなりエスカレートしてしまう危険性があるということです。
学校や職場でのいじめ、インターネット上での匿名掲示板における誹謗中傷などの氾濫などなど、妬みというマイナスの氣は、強いマイナスのエネルギーとなって社会に蔓延しやすいわけです。
前述の研究からも、妬みという感情は、小さいうちに気がつくことが肝心です。
また、そのようなマイナスの感情に影響されない自分をつくる道具として、日頃から真氣光を利用していただきたいと思うのです。
(中川 雅仁)
[menu][次へ]