聞こえていても聞けていない

私は、ボストンでの真氣光セミナーと個人セッションを終えて、水曜日の夕方に帰国しました。
毎年の米国行きですが、日本とは違って移民の国ですから、いろいろな人がいるものだということをあらためて感じます。
今回また新しい方ともお会いでき、皆さんのご先祖を通じて世界あちらこちらの国へと、ご縁が拡がっているようで嬉しく思いました。

ところで、私は英語が得意ではないので、同じように話されても、聞き取れる人とよくわからない人がいます。
母国語の訛りによるものですが、「聞く」ということには、マイナスの氣の影響もあるので注意が必要です。
30年以上前になりますがサラリーマン時代に、私はニュージーランドに行ったことがあります。
現地でレンタカーを借りて走っていたら、スピードがオーバーしていて、パトカーに止められてしまいました。
警察官が英語で何かを言っているのですが、私は気が動転していたせいで何度同じ事を言われても全く分からなかったのです。
ゆっくり言ってくれているのですが、サッパリわかりません。
取り敢えず免許証を出して、必死に聞き取ろうとするのですが、頭に入って来ないのです。
かろうじてホテルという単語から何処に泊まっているのかという質問がわかり、安宿のパンフレットを見せたら哀れに見えたのか、有難くも見逃してくれたのでした。
毎回たいてい同じ事を聞かれる入国審査も、はっきり言ってよく聞き取れません。
筆談なら何の問題もないのだと思いますが、耳からの音を単語や文章に置き換えることが、緊張することにより難しくなるのだと思うのです。
耳からの情報というものは、意識がそちらに向けられない・向かない・向きにくいということがあるもので、マイナスの氣が影響を与えやすいところではないかと思うのです。

日本語でも、注意や意識を向けないと頭に入って来ないものです。
話上手な人がいます。
どんどん相手の人との話が盛り上がっていくのですが、こういう人は、相手が気持ちよく話せるように考えて話す、つまりよく相手の話を聞いている人だと思います。
その人の身になって、自分と重ね合わせることで、波動の同調作用が働き、氣の部分までよく聞けるということになるのでしょう。
よく聞く・聞けるということが、マイナスの氣の影響を受けると難しくなるものです。
自分のテンポと違うからイライラして聞けない、意見が違う・聞きたくないことを言っているから聞けない、同じ事を何回も言うから聞けない、聞けない理由はいろいろですが、自分のほうにあるマイナスの氣を意識して真氣光を受けることです。
私の場合は、英語の上達を邪魔するものも含めて意識したいと思います。