ひとくち歳時記「小春日和」

 「小春日和(こはるびより)」は、陰暦10月の別称で、太陽暦ではほぼ11月から12月上旬に相当する時期です。
その頃の穏やかな好天が小春日和で、日なたは暖かいが、日陰はひんやりしており、夜は冷え込みます。
低気圧が平地に雨、高山に雪を降らせて日本の東に抜けた後、大陸から高気圧が張り出して、気圧配置は西高東低型となり冷たい北風が強めに吹きますが、翌日は大陸高気圧は移動性となり、風は弱まって小春日和となります。
小春日和にほぼ相当するものが、北アメリカやヨーロッパにもあり、「インディアン・サマー」、「老婦人の夏」と呼ばれています。
(本社 加藤)
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