「麦秋(ばくしゅう)」とは、麦の穂が黄色く色づき、収穫期を迎える初夏の頃の季節のことで、5月下旬から6月上旬の頃です。
麦は初冬に蒔かれ越冬し、5~6月頃に実りの時期を迎えます。
秋を百穀成熟と言いますが、麦は夏であっても麦の秋と言い表します。
俳句の世界では秋という言葉を使いながらも夏の季語として扱われます。
現在では麦ご飯として食べることがあまりなくなりましたが、食パンやビールの原料として使われています。
1951年芸術祭文部大臣賞を受賞した小津安二郎監督の「麦秋」は映画史上の名作として知られています。
(本社 加藤)
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