嫌なことにヒントがある

 先日、私の話を聞いて頂いている方々に、洗心の指標にある「心からなくすべき感情」のうち、自分に当てはまるのは何ですか?と聞いてみたのです。
それは、日頃どんなマイナス的な感情が多いかを調べることで、そこにマイナスの氣が影響しているということが分かり、できるだけそれに同調しないように工夫をすると良いからなのです。
でも皆さん、当てはまるものがピンと来ないのか、あまり反応がありません。
それでは視点を変えてみようと思い、質問を代えて「嫌なことはなかったですか」と聞いてみたのです。
すると皆さん、嫌なことはいろいろあるようで、いつもある、時々ある嫌なことを聞かせてくださいました。
 私は、この嫌な気持ちとマイナスの氣が強く関係していると考えています。
心が明るい・暗いと言いますが、嫌な気持ちの時は、心は暗くなります。
その時には、周りからもマイナスの氣が集まり易い状態です。
その人に良い方向に変わって欲しくないマイナスの氣が強く影響していれば、できるだけ嫌な気持ちを持たせ、周りから味方のマイナスの氣を集めるようにするのです。
多くのマイナスの氣が集まることで、ますます気持ちが滅入ったり、そのうちに体も疲れやすく、不調に陥りやすくなるでしょう。
そうするとますます嫌な気持ちが増えてしまうという無限の負のループに入ってしまうのです。
 私たちはどんな人も、守護霊や先祖など、いつも応援し見守るように働いてくれているプラスの氣もあれば、足を引っ張るように働くマイナスの氣も存在します。
マイナスの氣は、私たちの身の周りに一見良くない事を起こしたり、私たちの感情をマイナスの方向に引き下げようとします。
そして嫌な気持ちは、プラスの氣の応援が届かないようにするものなのです。
 嫌だ嫌だと思えば思う程、マイナスの氣の影響を受けやすくなります。
嫌々するなら止めてしまうか、また止めることができず、どうしてもやらなければならないのなら、「それが克服できることで自分はもっと成長できるはず」と前向きにチャレンジすることです。
嫌な気持ちを、「気にならない」程度に、早めに変える必要があるでしょう。
それには真氣光のエネルギーを受けるのが効果的です。
氣を受けながら「なぜ嫌なのか」を辿っていくのです。
嫌なのは自分自身ではなく、そう思わされているだけかもしれません。
隠れている恐れや怒り、悲しみなどマイナスの氣の影響があるかもしれません。
そのようなマイナスの氣に光が届くように思うのです。
真氣光という強い光があるからこそ、どんなマイナスの氣も光に変えられます。
積極的に光に変えて行きましょう。
(中川 雅仁)
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