素直になって良い気を集める

 今年のお盆は、皆さんどのように過ごされたでしょうか?
私は浦和での研修講座を終えて、セッションや体験会と、おかげさまで忙しくしています。
我が家ではNHKの朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」を録画して時間のある時に見ています。
このドラマは終戦直後、焼け野原と化した東京・蒲田が舞台で、復興と経済成長を支える人々に寄りそい医師になっていく「梅ちゃん」という女性のお話です。
周りの人々の様子が、ほのぼのとさせるのですが、医学部教授をしている梅ちゃんのお父さんという人がまじめで頑固一徹そして素直ではないのです。
今日は「近くの食堂にテレビが来たから家族で見にいこう」という場面で、お父さんは「くだらない」と本当は見たいのに素直にそれが言えないというシーンでした。
 私も「素直じゃないことがあるか?」と家内に尋ねると笑いながら「ありすぎて、まともに付き合っていたら一緒にいられない」とのことで、「???」私は返す言葉も無く・・・これは反省しなければなりません。
よく先代は、「素直になる」ことの重要性を説いておりました。
先代自身も素直であることを心がけていたのだと思いますが、これが難しいものです。
素直になる事は決して弱気になることでも、下手(したて)に出ることでも負けることでもありません。
素直になるとは自分の心に誠実であり、自分の良心に忠実であるということでしょう。
でも私たちは、いろいろな事を考えてしまい、なかなか素直になれないものです。
まず自分自身に素直になることです。
それは自分を優しい気持ちで見つめ直すこと、それができたら物事に対して自分の行動を素直に取るようにすることです。
そして一番大切で難しいのが、周りの人に素直になること、それにはいろいろな見えないエネルギー(マイナスの氣)の影響を受け、うまくいかないこともあるのですが、それができることで自分を取り巻く環境が見違えるように好転していくものなのです。
それには、つとめてマイナスの言葉を発しないようにし、皮肉等は言わないことです。
もしどうしても言いたくなったら、皮肉ではなく本当の事を素直に伝えることでしょう。
そうすることで、また事態が良い方向に進んでいくことになるのです。
どうしても素直に言えない時は、真氣光を受けながら、言えるようになるまで待つことです。
とにかく、そのような良いエネルギーを発する努力が必要です。
小さな事からで良いから、やってみることです。
自分を良くできるのは、自分しかいません。
やるか、やらないかで、この先の人生が決まってしまうのですから・・・。
(中川 雅仁)
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