苦手なことにもチャレンジ

 4月は、学校や会社で新年度が始まる月です。
そんな季節ですから、今月の氣配り画像に入れる言葉は「苦手なことにもチャレンジ」を選んでみました。
私の場合、昔を振り返ると、苦手だったというものが多々あります。
その一つがパソコンなどキーボードの付いているものでした。
私が大学を卒業して電機会社に就職したころは、まだパソコンは一部のマニアのものでした。
1年、2年と経つうちにワープロが流行りだし、報告書をそれで書くということが必須となってきたのです。
しかし私はキーボードや表示されるメニューなど複雑な操作に混乱させられ、下手に触ると壊すのではないかという恐怖が、「忙しい」とか「綺麗に仕上げる意味がわからん」とか、いろいろな言い訳を付けて覚えることから逃げていたのでした。
それがある時、電機会社に居てワープロも出来ないのではいけないと一念発起をしてパソコンを購入しワープロソフトを使い始めました。
最初は間違った操作をして壊れてしまったり、徹夜で修復作業をする等さんざんな目に会いましたが、そのお蔭で苦手どころか人に教えられる程になったのでした。
今ではパソコン無しの世の中は考えられませんから、早めに苦手なことを克服しておいて良かったと思います。
 ところで家内にも苦手克服の話を聞いてみましたが、言葉を濁して多くを語りたがりません。
どうも彼女は、例えば体が硬いと分かっているのに体を動かそうとしない等、苦手なことはそのままに、そういうことには触れないようにするタイプのようです。
 このようなこともマイナスの氣の影響を受けている結果かもしれません。
マイナスの氣は自分が辛いから、それを分かって欲しくて邪魔をするのです。
その人が良い方向に変わっていくと、周りに居られなくなるので、それが嫌なのです。
 好き嫌い、理由の有る無し、直感で思うこと等、それをあまりに重視すると行動の幅が極端に狭くなり、その結果氣づきが少なくなって魂の成長が進まなくなるものです。
人は、いろいろな複雑な感情を体験することで、よりよい心の持ち方を学習しているわけです。
プラスの心・マイナスの心、より多くの感情を体験して、その上で自分にとってプラスになる心の持ち方とは何かを知り、より魂を成長させていく生き方を知るのです。
好きなこと、楽しいことばかりでは魂は輝きません。
為すべきことをして、人の為になり、自分の心を強く成長させる。
真氣光が応援してくれますので、苦手なことにもどんどんチャレンジしていきたいものです。
(中川 雅仁)
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