母への新たな気づき

私は、マスタートレーニングをしています。 毎月ワークシートに体験した事や気づきを書いています。 今月は、大きな気づきがありました。 亡き母は私が幼い頃から自律神経失調症(今でいう適応障害)で、体調が悪く、人前に出るのを嫌がっていました。 そのため、小・中学校の参観や懇談会にはほとんど来ませんでしたが、勉強には厳しく、私と妹を束縛することもありました。 私は母に言われたからではなく、自分の意思で勉強し、高校は進学校に進みました。 普段は学校に来ない母が、高校の入学試験日前に行われた中学の卒業式には出席してくれました(中学の入学式は体調不良で父が出席)。 当時は、卒業式に来れるほど気分が良かったのだと思っていました。 しかし、数日前、電車の中で「今日は卒業式ね」という会話を聞いたとき、ふと気づいたのです。 不安だらけの母が、受験を気にしないはずがない。 きっと心配で仕方なかったのだと気づきました。 これまで母から受けた心の傷をプラスに変えようとしてきましたが、別の角度から見つめ直す視点があることに驚き、思わず笑ってしまいました。
(大阪府 Aさん)
週刊真氣光ニュース 2025年4月11日より

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