最近、急に歯が痛み出し、歯医者さんに行ってみたところ、かなり進行した虫歯が見つかりました。結局、神経を抜く処置となり、「もっと早く気づけていれば…」と、自分の感覚の鈍さを少し恨めしく感じました。
処置の際に麻酔を2回ほど受けたのですが、そのときに感じた「感覚がない」ことへの不安も強く印象に残りました。まさに、“何も感じない”状態だったのです。
そんな折、東京センターで他の方々と雑談をしていた中で、「無痛症」という病気のことを耳にしました。テレビで紹介されていたそうですが、痛みをまったく感じないために、怪我をしても気づけず、自分で自分を傷つけてしまうこともあるのだとか。その話を聞いて、「痛みを感じることには、意味があるんだ」と心に響くものがありました。
私自身、昨年初めて研修に参加してから、氣を受けるたびに、昔のことをふと思い出したり、身体の痛みが強く感じられることがありました。当初はそれが少し辛く感じられることもありましたが、今回の体験や会話を通して、「感じること」自体が、自分の内面と向き合うきっかけになるのだと、今は思えるようになっています。
東京センターの皆さん、いつも温かく迎えてくださり、本当にありがとうございます。
(神奈川県 Sさん)「週刊真氣光ニュース」2014年1月17日号より
※一部抜粋・編集して記載
※個人の体験談であり、感じ方には個人差があります。