体験者の声からみた「氣」の力
家族3人の急逝、うつ病で寝たきりに。46歳で海外留学を叶えた再生の記録
「朝、目が覚めなければいいのに」「何もしたくない、体が鉛のように重い」 度重なる不幸やストレスで、心が壊れてしまったとき、人は生きる気力さえ失ってしまいます。
家族3人を相次いで亡くし、重度のうつ病で「寝たきり」の状態から、46歳で子連れ海外留学を実現するまでに回復した女性がいます。 彼女はどうやって、深い絶望の淵から這い上がり、再び人生の舵を切ることができたのでしょうか。
兄、姉、母…相次ぐ家族の死と、突然の「うつ発症」
私の人生が暗転したのは、30代の時でした。
数年の間に、38歳の兄が自死、32歳の姉が入浴中に溺死、そして36歳の母が脳卒中で急逝と、信じられないような不幸が続いたのです。
葬儀や遺品整理に追われる日々。悲しむ暇さえありませんでした。
そしてある冬の日、突然プツンと糸が切れたように体が動かなくなりました。
診断は「うつ病」。血圧は常時180を超え、ひどい不眠と倦怠感で、ただ横たわることしかできない日々が始まりました。
「血液が入れ替わった」ような感覚。氣との出会い
藁にもすがる思いで訪れたのが、「真氣光(しんきこう)」を取り入れている治療院でした。
初めて施術を受けたとき、衝撃が走りました。まるで「体中の血液がすべて入れ替わった」かのような、強烈なスッキリ感があったのです。
「ああ、私の中にエネルギーが戻ってきた」
枯渇していた生命力が、再び湧き上がるのを実感した瞬間でした。
その後、研修講座に参加した際は、まだ体調が万全ではなく横になってばかりでしたが、皆さんが優しく氣を送ってくれ、私の辛い体験談をじっくり聴いてくれたことが、何よりの癒やしとなりました。
原因不明の「口の違和感」と、体から出る「泡」
回復の過程では、不思議な好転反応もありました。
ある時期、食事の後に「口の中に砂粒が残るような感覚」に悩まされました。歯科や内科に行っても「異常なし、精神科へ行ってください」と言われるだけ。
しかし、これは私の体から毒素が抜けようとしているサインでした。
また、家事をしながら「音氣(氣のエネルギーが入った音楽)」を聴いていると、全身からブツブツと泡が出るような感覚に襲われたこともあります。
今思えば、体内に溜め込んでいた「邪気(マイナスの感情やストレス)」が、形を変えて外に出ていっていたのだと思います。
46歳で子連れ留学へ。どん底からの復活
うつの波を乗り越え、少しずつ活力を取り戻した私は、新たな目標を見つけました。
「魂に届くような話し方や聴き方を学びたい」
その一心で、なんと46歳にして10歳の子どもを連れ、カナダへの2年間の留学を決行したのです。
帰国後は、留学中に出会った児童精神科医の本を日本に紹介したいと執筆活動を始め、10年かけて出版を実現しました。
家族の死、うつ病、寝たきりの日々。あのどん底があったからこそ、今の「伝える喜び」を知る私がいます。
「もう人生は終わりだ」と思っているあなたへ。
エネルギーさえ満たされれば、人は何度でも立ち上がれます。私の体験が、暗闇の中にいるあなたの希望の光となりますように。