ジャーナリスト・関係者からみた「氣」の力
関英男氏の提唱する高次元の世界と真氣光の可能性

日本の物理学者であり、科学と精神世界の融合を試みた人物です。旧郵政省の電気通信研究所で電波研究に携わり、日本の宇宙開発に貢献するなど、科学者として確固たる実績を築きました。
しかし、その探求は物質科学に留まらず、目に見えないエネルギーや、高次元の世界に深い関心を寄せました。彼は、物理学の視点からこうした現象を解明しようと試み、その成果を著書『高次元科学』にまとめました。
関氏の功績は、従来の科学の枠組みにとらわれず、未知の領域に挑んだその姿勢にあります。科学とスピリチュアルな領域を結びつけようとした彼の試みは、現代においても多くの人々に示唆を与え続けています。
科学と精神世界の融合を求めて
現代科学が解き明かすことのできない、不可思議な現象や未知のエネルギー。そうしたテーマに生涯をかけて挑み、科学と精神世界の橋渡しを試みた人物に、物理学者であり、日本の科学技術開発に多大な貢献をされた関英男氏がいます。
関氏は、旧郵政省の電気通信研究所(現在のNTT)で電波研究に携わり、日本の宇宙開発の黎明期から人工衛星「おおすみ」の打ち上げにも関わりました。その卓越した功績から、紫綬褒章や勲三等瑞宝章を受章するなど、科学者として揺るぎない地位を築いた人物です。
しかし、関氏の探究は物質的な科学の世界に留まりませんでした。ご自身が科学者として最先端の技術を追求する一方で、目に見えないエネルギーや意識、生命の根源といったスピリチュアルな領域にも深い関心を寄せていました。科学の目でこれらの現象を解明しようと試み、その集大成として発表されたのが、著書『高次元科学』および『高次元科学2』です。
これらの著書において、関氏は、私たちの住む三次元の世界の背後には、時間や空間を超越した「高次元」の世界が存在すると説きました。そして、この高次元のエネルギーを理解し、活用することで、私たちの心身の健康や、地球の未来にまで、大きな影響を与えることができると論じています。これは、従来の科学では説明しきれない現象を、高次元という新しい概念を用いて解き明かそうとする、非常に斬新なアプローチでした。
『高次元科学』に記された真氣光との出会い
関氏の著書『高次元科学』は、ご自身の科学的な知見と、様々なスピリチュアルな現象との出会いを記録したものです。この中で、関氏は真氣光に触れ、そのエネルギーの不思議な力について、科学者の視点から冷静に分析を試みています。
関氏は、真氣光が放つエネルギーを「高次元エネルギー」と呼び、その特性を物理学の知識を交えて解説しています。特に興味深いのは、真氣光が持つ「場の調整」の力です。関氏は、真氣光のエネルギーが、空間や物体の波動を整え、調和のとれた状態に導くことを示唆しています。これは、これまで足立育朗氏が提唱してきた「波動調整」の概念と深く共鳴するものです。関氏は、真氣光のエネルギーが、乱れた電波を整えるように、人や場の波動の乱れを修正する作用を持つと考察しました。
また、関氏が真氣光に注目したのは、その再現性と普遍性です。特定の人物の能力に依存するのではなく、誰もが学ぶことでエネルギーを扱うことができるという真氣光の体系に、科学者としての関心を持ったと考えられます。氏にとって、真氣光は、科学で解明すべき未知のエネルギーであり、その技術的な側面は、まさに「高次元科学」を実証する重要な手がかりとなり得たのです。
『高次元科学2』でさらに深まる真氣光の考察
続く著書『高次元科学2』では、関氏は真氣光への考察をさらに深めています。この本では、真氣光のエネルギーが、具体的にどのようなメカニズムで心身に影響を与えるのかについて、より詳細な仮説を述べています。
関氏が特に言及しているのが、「意識」と「エネルギー」の関係性です。氏は、私たちの意識そのものが高次元とつながるための重要なツールであり、真氣光の技術は、この意識を介して高次元エネルギーを取り込み、活用する手段であると説明しています。つまり、真氣光は単なるヒーリング技術ではなく、高次元の意識とつながるための「意識の科学」であるという捉え方を示しました。
また、関氏は、真氣光の持つエネルギーが、私たちの細胞や遺伝子レベルにまで影響を与える可能性についても言及しています。この考察は、現代の量子力学や生物学の知見にも通じるものであり、科学とスピリチュアルが融合する新たな可能性を提示しました。
まとめ:科学者が認めざるを得ない高次元のエネルギー、真氣光
関英男氏の著書『高次元科学』および『高次元科学2』は、真氣光が、単なるスピリチュアルな技術ではなく、科学的な視点からも考察されるべき、一つのエネルギー体系であることを示しました。
関氏が真氣光を高く評価したのは、それが単なる信仰の対象ではなく、実験と検証が可能な「科学」の領域に属するものだと感じたからに他なりません。氏は、真氣光を通じて、目に見えないエネルギーが私たちの現実世界に与える影響を、論理的に、そして客観的に解明しようと試みました。その結果、従来の科学の枠組みを超えた、高次元のエネルギーとして真氣光の存在を認めざるを得なかったと言えるでしょう。
関英男氏の功績は、物理学という堅固な基盤を持ちながら、そこに安住することなく、未知の領域へと果敢に踏み込んだその姿勢にあります。氏の著書に記された真氣光に関する考察は、科学と精神世界が対立するものではなく、互いに補完し合う関係にあることを私たちに教えてくれます。これは、現代を生きる私たちにとって、物質的な豊かさだけでなく、精神的な充足も求める上で、非常に重要な示唆を与えてくれると言えるでしょう。