今月の対談「いい人いい話いい氣づき」

2013年5月 「小原田 泰久」さん

小原田 泰久(おはらだ やすひさ)さん

1956年三重県生まれ。名古屋工業大学卒業。6年間のサラリーマン生活をへて、28歳でフリーライターに。1988年中国旅行で、先代の中川雅仁会長に出会って氣の世界を取材するようになり、取材をしているうち、自らも氣が出せるようになった。先代のイルカとの意識交流にも同行し、その体験をまとめた「イルカが人を癒す」(KKベストセラーズ)がベストセラーに。以来、「イルカみたいに生きてみよう」(大和書房)など、イルカに関する著書を何冊も出す。ほかにも、「ヒーリング・ドクター」(法研)「犬たちのネバーエンディングストーリー」(廣済堂)「木村さんのリンゴ 奇跡のひみつ」(学研パブリッシング)「原爆と原発 ホピの聖なる預言」(学研パブリッシング)など、著書多数。

『統合医療の施設がオープン。真氣光もその一員に』

統合医療の施設がオープン。真氣光もその一員に

中川:
今度、メディカルプラザ市川駅という病院がオープンしましたが、そこは、統合医療の施設ということで、西洋医学だけでなく、東洋医学や代替療法が必要に応じて受けられるようになっています。その中に、気功療法として真氣光が取り入れられることになりました。小原田さんは、医療ジャーナリストして、活動されていますが、今の医療は、徐々に統合医療という方向に進んでいるのでしょうか。
小原田:
西洋医学の以外の治療法をCAM(Complementary and Alternative Medicine=補完代替医療)という言い方で呼んでいます。CAMを取り入れている医師はとても増えていると思います。ただ、CAMに関する評価というのは、医師によって違いますので、大きな病院で統合医療を実践するのは難しいようで、個人のクリニックという形での広がりがほとんどです。
中川:
今回、私どもがお手伝いすることになったメディカルプラザ市川駅は、母体が江戸川病院という総合病院です。今回、統合医療施設を作る上で、中心となって動いてこられた阿岸鉄三先生は、世界に類を見ない施設だとおっしゃっていましたが、画期的な試みがなされていると考えていいのでしょうか。
小原田:
とても大きな一歩だと思いますね。江戸川病院は、ベッド数が418床の総合病院ですからね。昭和7年に開設された歴史のある病院ですし、最初にこの話をお聞きしたときには、ずいぶんと思い切ったことを始めるものだと驚きました。でも、今、どこの病院も過渡期にあって、江戸川病院の試みがうまくいけば、一気に、統合医療が広がる可能性もありますね。そういう意味では、とても大事な一歩だと思いますね。
今回、真氣光の入るメディカルプラザ市川駅は、駅前ということでアクセスもいいし、450坪というのも、なかなかぜいたくな広さだと思います。保険診療がベースのようですが、医師の診断のもと、必要に応じて、気功、ヨーガ、アロマセラピー、カイロプラクティック、鍼、温泉療法などを自由診療としても受けられるわけで、患者さんとしては、どの療法を受けるにしても、医師の指導のもとなので、とても安心できると思います。
オープンに先立っての内覧会におうかがいしました。療法ごとに部屋が分かれていましたが、これは患者さんにとっても施療する側にとってもとてもやりやすいだろうなと思いました。真氣光の部屋も、ベッドが2つ置けるスペースがあって、非常にゆったりと施療が受けられますね。
お医者さんの方々のお話もうかがいましたが、とても代替療法に対する造詣が深くて、感心しました。
今回、真氣光がこういった医療施設で採用されたということは、真氣光の可能性が、さらに広がっていくように思いますね。
中川:
もともと、先代のころは、たくさんの難病の方がセミナーにも研修講座にも来られました。しかし、法的な制約もあって、気功を医療として広げていくのは難しいのが現状でした。今回、こういう形で採用されて、お医者さんの管理のもとで、病気の方に真氣光を体験していただけるというのは、とてもありがたいことです。私どもは、真氣光によって患者さんの苦痛が少しでも和らげばいいなと思いますし、同時に、真氣光でいつも話しているように、病気は気づきのチャンスだということを、おいおいお伝えしていけるようになればと思っています。
小原田:
阿岸先生もおっしゃっていましたが、WHO(世界保健機関)では、健康の定義として「スピリチュアリティ(霊性)」を入れようということが検討されましたからね。採択はされていませんが、これからの医療はその方向に進んでいくと思いますね。人間は、体ばかりでなく心もあって、さらには、もっと深い部分、いわゆる魂もあるということは、昔から言われていることですから、そこまで目を向けないと、本当の意味での健康は得られないのではないでしょうか。そういう意味で、真氣光はこれからの医療でも、とても重要な役割を果たすことになると思います。その第一歩が、今回、メディカルプラザ市川駅で始まったというふうに考えられると思いますね。
中川:
私どもも、そういうことをきちんと自覚して、せっかくのご縁ですので、西洋医学を手助けするような働きができればと思っています。
まだまだ始まったばかりで、手探りの部分は多いのですが、これからの展開が、私は楽しみで仕方ないんですよ。

(2013年3月30日 メディカルプラザ市川駅にて 構成 小原田泰久)

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