今月の対談「いい人いい話いい氣づき」

2009年7月 「佐藤 初女」さん

佐藤 初女(さとう はつめ)さん

1921年青森県生まれ。小学校教員、染色工房主宰をへて、83年に 自宅を開放して『弘前イスキア』を開設。92年に岩木山麓に『森の イスキア』を開く。95年に公開された『地球交響曲第二番』で活動 が紹介され、全国の人の共感を呼んだ。『森のイスキア』主宰。著 書に『おむすびの祈り』『初女さんのお料理』などがある。

『毎日の食事を正しくしていれば、苦しいことも乗り越えることができる』

若い人たちは迷っている。相談できる大人がいない

中川:
ごぶさたしています。前に先生と対談させていただいたのは、12年も前のことになります。あのときは、森のイスキアへおうかがいして、おいしいお食事をいただいて。ありがとうございました。
佐藤:
そうですか。12年にもなりますか。確か、あのときはすごい雷があって、停電したのを覚えていますね。
中川:
そうでした。だから、余計に印象に残っています。先生がろうそくをもって来られて、雷のおかげで、忘れられない対談になりました。
先生もお元気そうで、お会いできてとてもうれしいですよ。
あれから、森のイスキアも変わりましたか。
佐藤:
建物の裏に杉林があったのを覚えてらっしゃるでしょうかね。あそこをね、間伐して、散策したり瞑想のできる場所にしました。バーベキューもできます。小さな森と名づけましてね。
会長さんが来られたときには、大きな石はありましたでしょうか。25トンの石です。たぶん、まだなかったと思いますから、12年でずいぶんと変化したんじゃないでしょうか。
中川:
そうですね。そんな大きな石は見ていませんね。
佐藤:
対談の後、東京で会員の皆様にお話をさせていただいたし、生駒も行きましたね。おむすびを作りました。
中川:
会員の皆様も、とても喜んでいました。その後、イスキアツアーを組んで、みんなでおうかがいしました。
佐藤:
会長のご自宅へもお招きいただきまして、本当に懐かしいですね。会長も、貫禄がつきましたね。お元気そうで。
中川:
いやいや、みなさんに助けられながらやっています。
今回は、1週間ほど東京に滞在されているということで、またお会いできる時間を作っていただいて、ありがとうございます。いくつか講演が入っているのですか。
佐藤:
昨日は、聖心女子大での講演がありました。あと、川越と和光ですね。
中川:
全国どころか、海外からも講演の依頼があると聞いています。各地でいろいろな方にお話していて、何か、先生が気になるとか、感じることはありますか。
佐藤:
そうですね。若い人たちが多くなってきましたね。
今は、講演会のとき80%が若い人です。年齢が下がっていますね。20代の方も増えてきています。
私には、若い人には希望があると思えます。迷っているのだけれども、ただ迷っているのではなくて、自分の進む道を見極めたいということで迷っているからです。ただいたずらな迷いではないですね。
今やっていることがいいのか、それとも別の道があるのか、話してその答えをもらいたいと思って、講演に足を運んでくれるんですね。
若い人たちは、なかなか答えを出してくれる大人に出会えないと言っていますね。はっきりと方向を示してくれれば考える。そういう感じですかね。
私は、今というこのときを大事にするようにとお話しています。
中学生であっても高校生であっても大学生であっても同じ悩みをもっているように思います。

<後略>

(2009年5月14日  小さな森 東京(吉田俊雄様宅)にて 構成 小原田泰久)

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