2003年4月 「ハワイ発 巻頭座談会」さん
- ハワイ発 巻頭座談会(はわいはつ かんとうざだんかい)さん
2月の3日~4日にハワイにて中川会長の真氣光セミナーとセッションが開かれました。初めての方や以前からの会員さんなど約130名の方々が参加されました。中川会長から直接真氣光を受けられ、皆さんとてもリフレッシュされた様子でした。セミナー後、中川会長、平野師範と一緒に会員の皆さんとの座談会が開かれましたので、その様子をお届けしましょう。
『アロハ!フロムハワイ』
体験を通して分かることは多いですね
- 中川:
- 4月にハワイからたくさんの方が生駒に来られると聞き、それに先立ってちょうどいい機会なので、ハワイのみなさんにお話をうかがいたいと思って、集まっていただきました。
- 平野:
- 昨日、今日(2月3日、4日)とセミナーを開催して大盛況でしたが(編集部注・セミナー開催の記事は本誌62頁に掲載)、その後、こうして座談会の時間をいただき大変嬉しく思っています。
今日ここに集まっていただいた方は、うちの古い会員さんたちで、真氣光の下田や生駒のセミナーに参加された方も多いのです。 - 中川:
- 平野師範には、月刊ハイゲンキや先代の本にもご登場いただいていますが、元全日本空手チャンピオンで、このハワイでの真氣光普及に大きな力になってくれている方です。
最近、文化功労賞を受賞されたとうかがいましたが - 平野:
- 長く続けていると評価されるものですね。昨年の10月にワシントンDCで加藤米国全権大使から拝受いたしました。
- 中川:
- それは、おめでとうございます。その賞は、どういったものなのですか。
- 平野:
- 海外で文化活動に功労のあった人が受賞対象なのですが、38年以上継続していなくてはなりません。私が空手を始めたのは1951年からで、ハワイに渡って教え始めたのは1962年ですから、長いですよね。
- 中川:
- 私が生まれたのが、その前年の1961年ですから(笑)、そりゃあ長いですね。ところで、師範が真氣光に出合ったのは、心臓を悪くされたのがきっかけだったですよね。
- 平野:
- そうです。1988年に突然心筋梗塞で倒れました。そのときに真氣光を教えてくれたのが、今日のセミナーを通訳してくれている福田ロバートさんなんですよ。お蔭さまで命拾いをしました。
そして1990年7月に、下田で行われていた真氣光のセミナーに参加して以来、たびたびハワイの方たちをセミナーに連れて行っていました。それが、ここしばらくご無沙汰していたところ、体調を崩して昨年から腎臓透析の身になってしまいまして…いろいろと気づくことがありました。病気は氣づきのメッセージとは、本当ですね。 - 中川:
- 月刊ハイゲンキ2月号にそのいきさつを師範が書いてくださいましたが(編集部注・No.153、55頁に掲載)、体験を通して分かることは多いですね。月刊ハイゲンキもやはり氣グッズですから、記事を読んだ会員さんたちが、「平野師範の魂がますます輝きますように」、という気持ちを持ちますと、それが師範のところにも届きます。氣の交流ですね。
- 平野:
- そうですか、有り難いですね。ハワイ支部再スタートのことはじめに、こうして会長のセミナーを開催することが出来て、感謝しています。これからどんどんハワイは元気なりますよ!
- 中川:
- それでは、皆さんの紹介をしていただきましょうか。
- 平野:
- こちらはロバートさん、シズさん御夫婦です。ロバートさんは85歳。4年前に糖尿病の影響で足の動脈のバイパス手術をしなくてはならなくなり、うちの氣のクラスに参加するようになりました。今は、太極氣功十八式などを教えて、クラスをリードしてくれています。手術はしなかったけれど、元気、元気。
シズさんは、私が下田初受講から帰った4ヶ月後から、ここに通ってきています。だから、一番古い会員さんですね。お化けのような人です(笑)。あの世に一旦行ったんですが、まだ早いからって、追い返されたんですから。しずさん、自分で話してください。 - シズ・フチセ:
- はい。1990年に心臓発作を起こしました。トイレで倒れて顔面を強く打ちました。心臓バイパスの手術をしなければいけないと言われました。でも、氣を受けていたらこうして元気になりました。2年前の77歳のときに車にはねられました。車の屋根に放り上げられて地面に落とされ、9本骨を折りましたが治りました。氣をたくさん受けているおかげです。
- 平野:
- 私が病院に駆けつけたら、意識不明でしょ。それが2日目には意識が回復して、3日目にはもう車椅子に座っているの。2ヶ月で退院して、翌日から、ここにまた毎日、ボランティアに来てくれるようになりました。ね、お化けでしょ(笑)。下田も生駒も受講しています。次は佐久間さん、ハワイの3世です。
- エミリー・佐久間:
- お祖父さん、お祖母さんが熊本の人です。68歳です。下田の最終回に参加しました。食事良かったです。どこも捨てるところがないのね、あれはとても素晴らしい。生駒にも2回行きました。行くたびに何か習う。スタッフも受講生も皆いい人。桜がいっぱい、日本は美しい国。肩から背中、腰がとても痛くて手が上がらなかった。それが良くなりました。それから、指の関節炎も治りました。
- 中川房子:
- 1937年生まれです。沖縄で結婚しましたが、夫が75年に亡くなって、8歳と6歳だった子供を連れて、夫の郷里のハワイに来ました。先代の会長さんがホテルで体験会を開いたときに行きました。人がいっぱいで、氣を受けて、泣いたりダンスしたり。スモークみたいなものが漂っていて電気を点けているのに暗いのです。そのときは全然信じられませんでした。
でも、94年位から道場に通っていますが、肝臓が弱くて、手も上がらなかったのが、良くなりました。氣は素晴らしいです。97年と98年に生駒に行きました。生駒から山崎に行くバスの中で、とてもお腹が痛くなりましたが、今の会長さんが手をずっと当ててくれて治りました。熱く焼けた鉄鍋を間違えてつかんで指先をヤケドしたことがありますが、ハイゲンキとピラミッドのおかげで痛みも止まり、翌朝は水ぶくれにもならずにキレイになりました。
以前は辛いことがあると、「何で私ばかり」と苦しかったけれど、氣を知って、「ああ、勉強しなさい」ということなんだな、と思えるようになりました。昔は臆病で、カウアイ島の夫のお墓に行くときトンネルを通るのですが、とても怖かった。でも、スティックヘッドを持って「お願いします」と言い、犬と一緒に行くと怖くないのです。スティックヘッドは、とても強いプラスの氣を私にくれています。ずっと真氣光を信じて生きていきます。
<後略>
(2003年2月4日 SASハワイ支部にて 取材 須田玲子)