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3月 「南 研子」さん

南 研子(みなみ けんこ)さん

女子美術大学油絵科卒。NHK「ひょっこりひょうたん島」「おかあさんといっしょ」などで美術制作を担当。1989年イギリスの歌手スティングのツアーに同行したアマゾンの先住民のリーダー、ラオーニと出会ったことがきっかけで、熱帯森林保護団体を設立。その後、約22年間、2011年までに25回現地を訪れ、年数ヶ月アマゾンのジャングルで先住民とともに暮らし、支援活動を続けている。著書に「アマゾン、インディオからの伝言」「アマゾン、森の精霊からの声」(ほんの木)がある。 <a href="http://www.rainforestjp.com/news/index.html" target="_blank">http://www.rainforestjp.com/news/index.html</a>

『アマゾンのインディオからもらった大きな気づき』

スティングのツアーで長 老と会い、アマゾンにか かわることに

中川:
はじめまして。この22年間、1年に数か月はアマゾンのジャングルで暮らしておられるというので、どういう方が来られるのだろうと、ちょっとドキドキとしていました(笑)。
南:
頭に鳥の羽の飾りが乗っていると思っていましたか(笑)。いたって普通でしょ。
中川:
ほっとしています(笑)。私どもは、宇宙のエネルギーである氣を扱っている団体ですが、どんなことをやっているか、説明がなかなか難しいんです。南さんの活動も、簡単に言えば、アマゾンの森林を守ろうということですが、本を読ませていただくと、すごいドラマがいっぱいありますね。南さん自身、アマゾンの森林の破壊をずっと憂えていて、やむにやまれずに行動を起こしたのではなく、最初は、衝動的に動き出したと、そんな印象を受けましたが。
南:
だいたい、私は、人生の中で「こうやるぞ!」と決めたことはありません。直感だけ。とってもアバウトな人間です。あまり物事を深く考えても変わらないじゃないですか。力を入れればいれるほど、その力が自分にかえってきて疲れるばかりです。私が大事にしているのは、出会いとご縁ですね。出会いとご縁がないと、人生が進んで行きませからね。
中川:
アマゾンにかかわるようになったのも、ちょっとした出会いからでしたよね。
南:
1989年でしたね。当時も私はわがままに生きていましたが、それでも何か、自分らしく生きてないなって感じがしていました。そんなときに、アメリカ人の友だちが、イギリスのスティングのことを私に話してくれました。彼は今、アマゾンの森がなくなっているので何とかしたいと、長老を引き連れてツアーをしているというのです。私は、あまり音楽に興味はなかったのですが、アジアで唯一日本に来るので、手伝ってほしいと言われて、「いいですよ」と軽く返事をしてしまいました。それが始まりですね。友だちの話を聞いたとき、アマゾンっていいサウンドだなと思って、アマゾンというのはどこにあるんだろうと、地図を調べました。一生懸命にアフリカを探していましたからね(笑)。アマゾン川は、ナイル川と並行して流れていると思っていましたよ。その程度の知識で始まったわけです。
中川:
それがどうしてこんなにものめりこんでしまったんでしょうね。
南:
長老と会ったときは、この人は違う星の人かなと思いました(笑)。でも、しばらく一緒にいるうち、氣がいいというか、見ていて心地いいんですね。帰りに空港まで送ったとき、握手をしました。そのとき、行ったこともないアマゾンの景色が一瞬見えたんです。音もにおいも感じました。勘違いかなと思いましたが、そういうことを感じさせるというのは、自我がない人なんだろうなと、とても彼のことを気に入りました。空っぽで、アマゾンの精霊なんかの思いを運んできたメッセンジャーなんだこの人は、と思って目を見たら、アマゾンの状況を日本に伝えてほしいと言っているように感じたんですよ。勘違いなら勘違いでいいやって思いましてね。この男のためにひと肌ぬぐかと、そのときに決心しました。悪い男につかまったみたいなものですよ。アマゾンと離れられなくなってしまいました(笑)。資金繰りとかうまくいかなくなってもうやめようと思ったら、そんなときに限って、ちょろっといいことがあったりするわけです。ジゴロみたいでしょ(笑)。このままいっちゃえ。こんな軽い乗りですよ。がんばったら続かなかったでしょうね。
中川:
それですぐにアマゾンへ行かれたんですね。すごい行動力ですね。
南:
軽いんですよ(笑)。とにかく、現場を見ないと始まりませんからね。こんなに遠いのかってびっくりしました。ブラジルまでが飛行機で24時間。そこからジャングルの現場へ行くのに4日ほどかかりました。日本から1週間はかかります。そんなこと前もって調べていませんでしたから。ただ、遠いところへ行くんだなというくらいで出かけました。
中川:
そんなにかかると知っていたら行かなかったかもしれませんね(笑)。それで、ジャングルは今、どういう状況になっているんですか。
南:
年間に四国の1・5倍の面積の森林が、大豆畑や牧場になったり、鉱物の採掘やダムの建設で壊されています。東京都の12倍ですね。科学的には証明されていませんが、アマゾンの森林が地球上の酸素の4分の1から3分の1を作ってくれていると言うじゃないですか。それを壊していくというのは、人間は自分で自分の首を絞めているようなものですね。私たちの支援地域は、本州と同じくらいの面積があります。そこで、植林をしたりしているのですが、砂漠に水をまくようなものです。それでも、まかないよりはいいだろうと、毎年、行っています。マンモスに立ち向かうアリみたいなものかな。でも、アリをたくさん増やせば何とかなるかもしれないと、一生懸命にアリを集めています。

(後略)

(2012年1月 25 日 東京日比谷松本楼にて 構成 小原田 泰久)

著書の紹介

アマゾン、森の精霊からの声 [単行本]
南 研子 (著)
出版社: ほんの木

           

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